第45話

story44.
2,009
2021/01/18 14:59











あなたside
















駿「…え、恋愛ドラマなんこれ?」









恭「まぁ一応。割と中身いちゃいちゃしてんのよ」









和「へぇ〜、、相手の人ってやっぱ可愛い?」









恭「まあそりゃ女優さんやし。めっっちゃ顔ちっさい、やばい」























楽屋で繰り広げられる会話を、ただ耳を澄ませて聞いているだけの私。









…最近、雑誌のインタビューで聞かれた質問が中々頭から離れてくれなくて自問自答の日々だ。























" あなたさんにとってなにわ男子のメンバーはそれぞれどんな存在なんでしょうか? "
























前までなら、すぐに答えられていた質問。









はっすんは一緒にいるとなごむし、
大吾くんは誰にでも優しくて尊敬できる人だし、
丈くんはほんとにおもしろくて一緒いて楽しいし、
流星くんは年下だけど頼れるお姉ちゃんだし、
謙杜は明るくていつも助けてもらってるし、
駿には感謝しかないって感じだし。









……恭平だって、その延長線で大切な同期って今までなら言えたのに。




いや、いまだってそれは変わらないんだけど、、少し違和感。























なんか、もっと特別な気がする。




恭平に抱いているこの気持ちは…ただの同期に向けている感情ではなくて、まるで…駿が言ってたみたいな。

























______恋って何?


























綺麗な女優さんと共演したって今までならきっと気にしてなかったのに。




ザワザワ騒いで落ち着かないこの気持ちは、どういうこと?




これが恋なのかなんて、したことがないからわからない。




































大「え、キスシーンあるやん」









恭「あぁ、まぁフリやけど」









謙「えーでもめっちゃ接近するもんね!」









流「恭平が…やばー!」









恭「なにが笑」
























…キスシーン。




私もドラマで、フリならしたことがある。




でもほんとに寸前まで近ずくし、ドキドキするし……




あれを、恭平がやるのか。

























…やっぱモヤモヤする。




なんか気持ち悪い。


























駿「…あなたどーした?」









「ん〜…なんか胃がむずむずする」









丈「大丈夫か?まだ撮影あるけど」









「大丈夫!、多分一時的」

























原因は、自覚している。




自分が恭平に対して抱いているこの気持ちの正体も、、本当は。































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