第56話

story55.
1,839
2021/02/21 10:33



















ゆっくりスクロールすれば小さくて控えめな声。































「…もしもし、恭平、?」









恭「…めずらし、何?」









「えっと…別にこれといって用はないんやけど、、」












































いつも通りの素っ気ない返事に、多分向こう側であなたはたじたじしてるんやろうなぁって。




それが分かってても今更恥ずくてテイストを変えることなんて出来ひんし。






































恭「ドラマ、今見てたとこ」









「えっ……あ、ありがとう…、見てくれんと思ってた」









恭「…キスシーン、頑張ったやん」









「うん、、緊張したけど相手の方がすごく良い人で」









恭「ふーん、」









「…えっと、ほら、私ってキスシーン初めてだから頼りになったし」









恭「……へぇ、その割には乗り気に見えたけどな、」









「……恭平、?」









恭「……俺そろそろ風呂入るから切るな。おやすみ」









「…ごめんね、忙しい時に。おやすみなさい」






























電話をかけてきた時よりさらに小さくなった声に、胸が締め付けられる。




あなたから電話してくれたことが嬉しかったのに、小さな嫉妬でこうやってあなたのこと困らせて、不安にさせて。























あなたのことを避け始めたあの頃と全く変わらない自分に、嫌気がさした。






























☁*°



やっとテスト終わりました更新遅くなってごめんなさい~😭


新作考えてるので楽しみに待っててくださいっ!








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