第50話

story49.
1,900
2021/01/27 07:34







駿「あ、恭平…………………秘密です」









「…秘密です」









恭「なんやねん 笑 」



































少し呆れて笑うその顔も、結構好きだったりする。




恭平なりに楽しんでることがわかるから。



































恭「みっちーよばれてんで」









駿「あ、まじ?ありがと」












































私の頭を撫でて出ていく駿。




……結果、私たちが残されるわけで。


































「………この間ごめんね」









恭「…別にええけどさ、なんかあった?」




























" 言うてみ " って私の顔を覗き込んでくるけど、、言えるわけないやん。




恭平のことが好きで、キスした。




そんな事実、いえるわけない。

































「なんかちょっと、どうにかしてたみたい」









恭「…まあそれだけならええけどさ」









「あの…ごめんね、いきなり」









恭「…ほんまにな。仕事でもないのになんでお前とキスせなあかんの 笑 」









「…そ、だよねほんとごめん…… 笑 」
































無理に作ったこの笑顔は、恭平にはバレていないだろうか。




泣いてしまいそうで、、今すぐこの場から逃げ出してしまいたい。
































こんな気持ち、抱く方が間違ってる。




なんなら、1番好きになってはいけない相手。




それはちゃんとわかっているのに。








































…だけどもう、手遅れなの。














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