注意)何か間違えちゃって話の順番が逆になっちゃってたりしてますので、この話は「三人からのプレゼント」というタイトルの話の続きからなので、ご注意ください!すみません!
パーティはお開きとなり、私とルキ君はコウ君達三人からのルキ君への誕生日プレゼントとして、私とルキ君が二人きりで過ごせるようにとルキ君の部屋に二人きりでいるのだった。コウ君達三人と、カールハインツ様...ううん、お父さんは下のパーティが行われていた居間で「家族」として積もる話をしているみたい...。
私はそう言って、胸元の印を手で押さえた。覚醒の儀式を乗り越えたことで、覚醒をした証として刻まれた薔薇の痣...私はもう人間ではなくヴァンパイアであるのだという証でもある...。
そうして私達はしばらくお互いの血を吸いあったりして過ごし...ルキ君の誕生日の夜は更けていった...。そうして少しずつお父さんがエデンで準備をしたりして、アダムとイヴのお披露目や、私達の結婚式をしていくことになっていったのだ...。一時はどうなるのかと思ったルキ君の誕生日も、こうしてアダムとイヴの覚醒を果たして特別な感じで迎えて、過ごすことが出来て、これからもアダムとイヴ、そして家族として新たな思い出が出来ていく...。改めて、大切なルキ君と...二人で、そして家族の皆で永遠に幸せな時間を紡いでいきたいと、私はそう思ったのだった...。
終わり
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。