第40話

居間にて
215
2019/04/07 08:02
そうして、私達はエデンを後にしてカールハインツさん...ううん、「父さん」も一緒に下界の無神の屋敷へと戻って、ようやく(本当にそうですよね...)ルキ君の誕生日パーティを始めることになった。
カールハインツ
カールハインツ
...私はいつも、魔力でここの様子を見たりはしていたが屋敷まで来たのはひさしぶりだね...。
あなた

...そうですよね、でも、これからは家族として...たまにここにも来てくださいね、お義父さん?

カールハインツ
カールハインツ
...ふふ、そうだね...。
あなた

...あ、私ちょっと、部屋に行ってくるね!

私は皆にそう言って、以前ルキ君へのプレゼントとして買った物を取ってくると、コウ君やアズサ君が頑張って飾りつけをしてくれた居間に皆で向かった。
無神コウ
無神コウ
...はーい、主役のルキ君が最初に入ってね♪色々あったけど、今日はルキ君の誕生日と...「アダム」と「イヴ」の覚醒のお祝いも兼ねてパーっと楽しもうよ♪お父さんもね?♪
無神ルキ
無神ルキ
...ふっ、そうだな...。
カールハインツ
カールハインツ
...ああ...。
あなた

ふふ...。

コウ君はそう言って笑って、居間のドアを開けて先にルキ君を中に入れて私達も次に続いた。
無神ルキ
無神ルキ
...ほう、あれだけ短時間で、よくここまで飾り付けたものだな...。
無神コウ
無神コウ
ふふ、そうでしょう~♪ここは俺とアズサ君で一緒に飾り付けたんだ~♪ちょうど俺は今日、仕事オフだったしね♪
無神アズサ
無神アズサ
...うん、俺と、コウで...頑張った...。
カールハインツ
カールハインツ
...私も魔力で様子を見ていたりしていたが...本当に二人で色々としてくれたようだね?ここまで飾り付けたのは見事だ...。所々、アズサはナイフで切って作った飾り付けもあったようだがね?
無神ルキ
無神ルキ
...ふっ、それではやはり、所々に掛けられている少し不格好な飾り付けはやはりアズサが作った物か...アズサらしいがな...。
あなた

ふふ、本当だね...。(何か微笑ましいかも...。)

無神アズサ
無神アズサ
...ちょっと、新しいナイフの切れ味を確かめてみたくて...。
無神ユーマ
無神ユーマ
...はは、たまにはこんな飾り付けあっても良いんじゃねぇの?アズサらしいしよ!
無神コウ
無神コウ
...ユーマ君にやらせると、もっと酷い飾り付けになるしね?
無神ユーマ
無神ユーマ
だー、うっせぇ!だから俺は今回飾り付けはしなかっただろうが!?
あなた

ふふ...。

無神アズサ
無神アズサ
...まあ、とりあえずは...ルキ、お父さん...も皆も座ってよ...。あなたさんは、料理...とか、準備して?
あなた

うん、分かった!

無神ユーマ
無神ユーマ
...俺も野菜とか準備すんの手伝ったしな...俺も手伝うぜ...。
あなた

ありがとう、ユーマ君!

そして私とユーマ君は、料理を持ってくるために台所へと向かった。

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