...っ、くそ...やはり...。この弱い魔力では、ここから出ることは無理か...。
ルキは魔力を弱められていたが、それでも何とか出られないかと、何回か魔力を地下牢の柵に当てていたが、柵はびくともせずにさらに段々魔力が弱まっていった。
はぁ、俺は、何をやっているんだ...こうなることを分かっていて、あの方に反抗するとは...。
ルキは地下牢の壁にもたれ込み、そんな一人言を呟いていた。
(だが...いくらカールハインツ様の命令だったとしても、俺は...。)
だが...こうなってしまった以上、もうこれ以上はあの方に逆らうことなど...出来ない...。このまま、存在を消されてしまうことだってあり得るんだ...。だが...あなたのことが...俺はやっぱり好きだ...最初は確かに、家畜...イヴとしか思っていなかった、だが今は...。
だからいくらあの方からの命令とはいえ、計画のためだとしても...あなたをもう一度逆巻の奴らに渡すことなど出来ない...。だが、もうあの方に逆らうことなど出来ないんだ...あなた、すまない...。だがお前を渡す訳にはいかない...。あなた、俺は一体どうすれば...。
ルキはそう呟きながらうなだれていた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。