寂しくて苦しくて今にもこの気持ちを消し去りたい人へ
よくみんな、できないことなんてないっていうし、本気で好きなら好きになってもらえるっていうけど、そんなことないよね。そうやって希望を持っている人は素晴らしい人だし、きっと苦しいこともあったんだと思う。だけど、叶わない恋だってあるよね。
遠距離でなかなか会えない人
勇気が出ない奥手な自分を信じて進めない人
悲しい過去をトラウマに前に進めない人
好きな人に恋人がいる人
好きな人に好きな人がいる人
先輩が好きな人
後輩が好きな人
先生が好きな人
仲が良すぎて友達詰まりな人
好きな人にもう会うことのできない人
いろんな人がきっといる。自分にしかわからない環境だってあるし、些細なことで自信が出たりなくなったり。きっと私が何かの境界線を越えてもみんな気づかないと思う。
好きな人って、自分と好きな人にどんな壁があったって、諦められないと思う。
諦めたいなんてずっと思ってたけど、私、この言葉に救われた
「伝えるのだけが恋じゃない」
なんかシンプルだけど、わたしには響いた。
今の関係が変わらなくても、悲しむことはないって思えた。伝えられたら最高だよ。だけど、自分にしかわからない環境も人間関係も色々あるんだから、無理に伝えることはない。
好きな人を思うって、この気持ちを苦しい楽しい気持ちを相手に知ってもらいたいって思うよね。
伝えるんじゃなくてそばで支えてあげたり、遠くから見守っていることに本当に大切な意味があると思う。
だから、気付いてもらえなくても、そばにいれなくても悲しまないで。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。