第26話

怖い25
1,249
2023/03/27 14:30
取り敢えず身支度をパッと済ませて玄関に向かうと、既に靴を履いたジョルノさんが待っていた。
神月·ベレル·(なまえ)
神月·ベレル·あなた
あ、えっと、待たせてしまってごめんなさい…!
ジョルノ·ジョバァーナ
いえ、僕も今来たところですから。それでは行きましょうか
どうやら本当に外出するらしい。あの怖い人に出会ったらどうしようとか色々な不安が拭えなかったが、ジョルノさんが一緒だから大丈夫、だよね…?



ゆっくりと静かにドアを閉めて鍵をかけたジョルノさんは、かなりナチュラルに私と手を繋いで歩き出した。異性と手を繋いだ経験が父親止まりの私は結構ドキドキしてしまっていた。
神月·ベレル·(なまえ)
神月·ベレル·あなた
えっと、どこへ行くんですか…?
ジョルノ·ジョバァーナ
もうすぐ学校が始まるでしょう?簡単に道案内をしようと思いまして。学校までの道と、取り敢えず駅とスーパーまでの道だけでもね
神月·ベレル·(なまえ)
神月·ベレル·あなた
あ…ありがとう、ございます…。
確かに、もうすぐ学校に行くことになっているにもかかわらずあんな派手に迷子になったのだから、こうなってもおかしくはないか…。



私がこの辺りのことをちゃんと把握できていれば良かったのに、態々ジョルノさんに教えてもらってしまって申し訳ないな…後で改めてお礼をしなきゃ…!



早速学校までの道を教わった。学校までの道はそこまで難しくなかったので、すぐに覚えることができた。ジョルノさんは「毎朝誰かしらが必ず一緒に行きますからね」と言っていたが、これ以上迷惑はかけたくないし基本は1人で行けるようにしておかないとね。



次に、駅までの道。少し複雑ではあったが覚えられた。ただ、少しだけ不安なので家に帰ったら何かにメモしておこうと決めた。駅は大事だし、優先順位は高いと思う。
ジョルノ·ジョバァーナ
ここまでは覚えられたようですね。では最後に近所にあるスーパーの方に行きましょうか
神月·ベレル·(なまえ)
神月·ベレル·あなた
はい…!
相変わらず私の手を繋いで歩くジョルノさんだったが、流石にずっと繋いでいるからか少し慣れてしまい、そこまで緊張せずに沢山の人が行き交う駅前の大通りに沿って下っていった。



その時だった。「おや?君は…。」とどこかで聞いたような声が後ろから聞こえた。ジョルノさんは聞こえていなかったようだが、私は立ち止まって振り向いてしまった。
吉良吉影
君、やっぱりこの間一瞬だけ会った子だね?
神月·ベレル·(なまえ)
神月·ベレル·あなた
あ…あ、あ、えっと…お久し振りです…。
吉良吉影
こちらこそ、久し振り。一応聞かせて欲しいんだが…あれからディオには会ったかな?ああ、ディオって言うのは君がこの間会ったであろう金髪の大男だよ
ジョルノ·ジョバァーナ
全く、困りますよ。アイツがあなたさんに話しかけたお陰で、あなたさんは迷子になって帰れなかったんですよ?それ以降会ってはいませんが、キツく言い含めておいてくださいね。行きますよあなたさん
神月·ベレル·(なまえ)
神月·ベレル·あなた
あっ…えっと……
私は何も言えずにジョルノさんに引っ張られることしかできなかった。あの人のお名前、気になっていたのにな…またどこかで会えたら聞こうかな…。

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