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第27話

怖い26
946
2023/08/03 16:41
その人から少し遠ざかったところで、歩く速度を遅くしたジョルノさん。私の手を握る力をギュッと強めながら聞いた。
ジョルノ·ジョバァーナ
あなたさん、いつの間にあの人と知り合ったんですか?
神月·ベレル·(なまえ)
神月·ベレル·あなた
あ……えっと…。
ジョルノ·ジョバァーナ
まあ良いんですよ、あなたがあの男と顔見知りになった理由についてはおおかた察しがついていますから。ただし……
ジョルノさんはそう言うと、一層目つきを鋭くさせて言った。
ジョルノ·ジョバァーナ
あの男にまた近寄ってはいけませんよ
とても、とても真剣に言っていることはわかった。目つきもそうだが、何より喋り方の雰囲気とかが怖かった。プレッシャーを感じる。



でもどうしてあの人に近付いたらいけないんだろう。少なくとも話し方とかは普通だったから、この前出会ったあの金髪の怖そうな人に比べても結構良い人に見えていた。それは間違いなのだろうか。



留学先で少しでも友達と増やしたいと思っていた私は、そこをジョルノさんに正直に聞くことを選択した。分からないままではモヤモヤしてしまうからだ。
神月·ベレル·(なまえ)
神月·ベレル·あなた
あ、あの…。
ジョルノ·ジョバァーナ
ん、どうされました?
神月·ベレル·(なまえ)
神月·ベレル·あなた
あの男の方に近付いてはいけないと言われるのは、どうしてなのですか…?
私がそう聞くと、ジョルノさんは黙り込んだ。何か言いづらい理由があるんだろうなとこの時点で思った。ちょっとした理由ならすぐ話すだろうと思うからだ。



唸り声を上げながら考え込むジョルノさんを前にした私は、そのうち「この質問を撤回すべきなのでは」と考え始めていた。



ここまで答えづらそうな顔をされると流石に「この質問が良くなかったのではないか」と考えてしまうもの。



「やっぱり大丈夫ですよ」と言おうとした時だった。突如私の両手を包み込むようにして握ったジョルノさんはとても深刻そうな顔をして言った。
ジョルノ·ジョバァーナ
ハッキリ言ってしまうと、あの男は普通じゃないからです
神月·ベレル·(なまえ)
神月·ベレル·あなた
ふ、普通じゃ、ない…?
ジョルノ·ジョバァーナ
少なくとも簡単に近付いてはいけない男です。あの男と万が一接触した際は……手に、気を付けてくださいね
神月·ベレル·(なまえ)
神月·ベレル·あなた
手、ですか…?えっと……わ、分かりました…。
どう言うことなのかイマイチ飲み込めていなかったが、兎に角ジョルノさんが気を付けろと言うのならばそうすべきなんだろう。



それからは特段誰かに会ったりすることもなく静かにスーパーまで案内された。こうしてジョルノさんによる道案内が終わった。おおかた覚えられたので、きっとお使いに出ても大丈夫なはずだ。



こうして迎えた2日後。私はいよいよ学校に通う日を迎えた。

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