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2021/08/03

第10話

怖い9
夜中。私は両親に電話することにした。やっぱり家から離れて慣れない環境にいると、両親の声が聞きたくなるものだ。鞄からスマホを取り出して家の電話にかけた。



お母さんが出た後、私は今日あったことを簡単に話した。「皆とても優しい人達で感動した」とか「髪の毛を切ろうかなと思った」とかそんな話だ。



電話を切った後、眠くなってしまった私は歯を磨いた後すぐに寝た。今日はちょっと疲れちゃった。



ーーー

真夜中。あなたがもう部屋でぐっすり眠っている中で彼等は眠らずにリビングに集まって険しい顔をしていた。



彼等は眠らなかったのではない、眠れなかったのだ。それは単にこの男だらけの家で女の子がホームステイしていると言う状況に対する緊張のみではない。



彼等は全員奇妙な感情に飲み込まれかけているのだ。もうほぼ飲み込まれていると言っても過言ではないだろう。
ジョナサン·ジョースター
皆僕と同じような変な気持ちになってるんだね…?
空条承太郎
そうだぜ、なんかドロドロしていると言うか、な
ジョセフ·ジョースター
珍しいな、承太郎がそんな風になるなんてよォ~
この承太郎と呼ばれた男は、彼等の中でもいつも冷静沈着な男で、どのようなことがあっても取り乱したりせず的確な判断を下せる男だ。そんな彼がこのようになっていることに驚きを隠せなかった。



しかし驚いているのは承太郎以外の者だけではない。寧ろ本人が一番驚いている。自分はこんなにも落ち着かなくなるようなことがあったか、と。



彼等は皆精神状態が普通ではなかった。それは何故か。原因の全ては……あなただ。今日ホームステイに来たばかりの女の子に彼等はこのような状態になってしまっているのだ。



全員が戸惑いから黙り込んでいた中、一人懐からスマホを出した者がいた。ジョルノだ。
ジョルノ·ジョバァーナ
実は僕、もう…我慢が出来なくて…撮ってしまったんですよ
東方仗助
は…?な、何をだよ…。
全員困惑している中ジョルノはスマホを開いてその"撮ってしまった"ものを見せた。写真を見た彼等は目を見開いて絶句する。



写真に映っているのは先程眠りについたあなただった。つまり彼はあなたが寝た姿をこっそり撮っていたと言うわけだ。
ジョセフ·ジョースター
……ジョルノ、後でそれくれ
ジョルノ·ジョバァーナ
…仕方がありません、良いですよ
東方仗助
お、おお、俺にも送ってくれ!
空条承太郎
じゃあ俺にも頼むぜ
ジョナサン·ジョースター
あ、えと、ぼ、僕も…欲しいな…。
ジョルノ·ジョバァーナ
分かりました、グループに送っておきます
……あーあ、もう遅い。彼等は皆堕ちてしまった。あなた、なんと哀れなのだろうか。彼女には何の自覚もないのに彼等を狂わせてしまったのだ。



もう誰にも彼等を止めることは出来ない。