第19話

怖い18
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2022/02/22 12:13
承太郎side

なんとか学校を終えて、欠伸を一発かましながら家に帰った。漸くあなたに会える。俺達は嬉々としてドアを開けた。
ジョセフ·ジョースター
ただいまー!!あなたいるー!?
しかし、返ってきたのは静寂だった。あなたの声など微塵も聞こえない。あなたの軽やかな足音すら聞こえなかった。



部屋で寝ているのか…?目を合わせて頷いた俺達は、恐る恐るあなたの部屋のドアを開けた。しかしそこには誰もいなかった。



可笑しい。トイレにでも籠っているのか?しかしトイレの電気はついていなかったし、念のためドアを開けたがやはり誰もいなかった。



俺達は恐ろしいことに気付いた。信じたくないがあなたは今………
空条承太郎
外に、いる…?
そう俺がポツリと呟くと、ダラダラと冷や汗をかいた仗助が震え声で返す。
東方仗助
な、何言ってんだよ承太郎…まさかあなたが、昨日来たばかりの所をほっつき歩くなんて…冗談キツいぜ
ここまでの状況証拠が整っているため、信じざるを得なかった。しかし、それを認めたくないんだ、仗助は。



生憎俺達はあなたの電話番号を知らない。だから、連絡することも出来なかった。どうしたものかと頭を抱えた。



取り敢えずこうなったからには、俺達で探し出すしかない。多分あなたも疲れてどこかで休んでいるだろうし、3人で手分けすれば見つけられる筈だ。



俺がその考えを2人に伝えると、2人とも納得したような顔で頷いた。
ジョセフ·ジョースター
そしたら俺は学校の周辺を探してみるぜ
空条承太郎
俺は駅の方面を見てみる。仗助、公園の方面を頼むぜ
東方仗助
任せろ!
決めたからには即行動。俺達は急いで靴を履いて家を飛び出した。一目散にそれぞれの方向に駆け出して言ったジョセフと仗助を見送りながら鍵を閉めて俺も走った。



駅までの道のりはちと複雑だから、まさか駅に辿り着くようなことはあまり考えられないが、何が起こるか分からないので、念入りに探した。



しかし、一向にあなたは見当たらなかった。ここにいないのか、誰かに誘拐されたのか。後者については考えたくもない。俺からあなたを盗ろうとするんなら、容赦なく殺すぞ俺は。



駅を一周するように探していると、持っていたスマホが震えた。電話らしい。かけて来たのは仗助だった。
東方仗助
公園にいた!ベンチに座ってたぜ
空条承太郎
そうか、それなら良かった。取り敢えず一刻も早く家に帰らせてやってくれ
東方仗助
分かった。そしたら一回切るぜ
どうやら無事あなたは見つかったらしい。良かった…本当に、良かった…。これで万が一全員あなたが見つからなかったら本当に大変なことになっていた。



非常に安心した俺は、あなた会いたさに家まで全速力で走った。

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