公園から出て、2人で並んで歩きだした。あの夜に隠れた街灯も…懐かしい思い出(笑)
あの時とは違う気持ちで紫耀くんの横にいて…2人きりはまだ恥ずかしいけど目が合うと話をして…
ー スタッフ棟マンション ー
紫耀くんは、マンションのエントランスまで送ってくれた。
紫耀くんがマンションから出ていくのを見送ってから、エレベーターへ…
今日はかくにぃを早く休ませたいし、紫耀くんと電話で話をするならと、私が借りた部屋へ向かう…
~♪ ~♪ ~♪ (電話の着信音)
ついさっき別れてから数分も経っていないので…
帰りながら暗くて怖くて電話してきたのかな?(笑)…と思ったのに…
電話の相手は…廉くんだった…
電話をもらうのは初めてだった…
廉くんの話が進まずにいた時…着信が来た。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!