紫耀くんのこと、見つめながら色々考えていたら
目が合った……///
おもわず目をそらしてしまった…
紫耀くんをまたコソッと見る…
タオルで雑に拭いた濡れた髪の毛…
私のブランケットですっぽりとカラダを包み…
マグカップのホットミルクを両手で持ってふぅふぅ冷まして飲んでる…
目の前にいる相手が『平野紫耀』だと、なんだか思い知らされた。
まるで、たくさんの雑誌の中にうつる1ページを抜き出したみたいな状況…
笑っていたけど……すごくどきどきしていた。
1人で照れ笑いをしてしまって、紫耀くんが不思議そうに見ていたけどそのあと一緒に笑ってくれた。
仲良くなれた気がして嬉しかった♪
ピンポーン (少し離れたエレベーター到着音)
(スタッフ) …はい、はい、ではもう少ししたら迎えにいきます。
急に紫耀くんに腕をつかまれて、
隣のミーティングルームに入った。
曇りガラスになるボタンを押した紫耀くんと部屋に入り、静かに誰かが通りすぎるのを待った…
紫耀くんがカラダに巻いていたブランケットで私を一緒に包みこんだ…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。