楽しく話をしながら歩いていたら、あっという間に駅に着いた…
私が1人で帰るのをずっと心配してくれてて…
だけど、明日も仕事があるので、勇太くんのことも早く帰らせなくちゃ!
ー 駅のホーム ー
私が乗る電車が来た…
プシュー (電車が閉まる音)
電車ドアが閉まる直前、勇太くんが乗ってきた!
…と、同時に…私は強く抱き寄せられていた…///
私の知っている彼は…いつでも自分の考えよりも
周りを優先させて気にかけて…
面倒見がいいとか優しいって言われてて…
急な展開に驚き過ぎたけど…そんな勇太くんが自分の感情を優先させて抱きしめてくれたこと…
私は嬉しかった♪
私を抱きしめたまま照れたように話してくる…
勇太くんの胸の鼓動が私に伝わり、私のドキドキも強くなった…
ー 次の駅 ー
乗客から勇太くんの顔は見えなかったと思うけど…
勇太くん、なかなか危険なことしてくるよね…
乗客の方々…お見苦しくてすみません💦
今日一日の事を考えながら帰宅。
…ベッドに入るまで、すごく長い日に感じていた…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!