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第5話

1-4
神童くんと少し会話ができたことに謎の役得を感じながら、放課後日課の花壇かだんの様子見に向かう。
(なまえ)
あなた
ん、土の状態はよさそうだね。
あ!誰だよ、ガムポイ捨てする奴!
花壇の影などに隠すようにポイ捨てするやからは結構いるので、対策にいつも三角袋を持って歩いている。

部活にも委員会にも入っていないので、これは慈善じぜん活動だ。




花ってやっぱり綺麗きれいだし、見ているだけで気持ちがよくなる。

こうやって整備するのも清々しい気持ちになるし。
(なまえ)
あなた
あっ!この花、もうすぐで咲くかな
この具合だと、来週には咲いてるんじゃないの?
(なまえ)
あなた
そうだよね……ってえっ!?
何気なく会話していたことに気づき、驚いて振り向く。


そこには背の高い美脚さんがいた。

ローアングルだった僕は、慌てて立ち上がる。
(なまえ)
あなた
あの、君は?
そりゃ、こっちが聞きたいよ。
_春子@はるこ_
春子はるこ
あたしは東雲しののめ春子はるこ。緑化委員だよ



そういえば花壇を整備したり校外で木を植えたりする活動をしている緑化委員会っていうのが、この学校にはあったんだっけ。

あまり活躍かつやくを聞かないし、これまで毎日花壇を見てきた中で遭遇することもなかった。

だからサボタージュの多い委員会なのかなと思って、入るのを遠慮していた。

やる気のない人の周りで頑張るのは、ちょっと気が引けたし。




けれど彼女……東雲さんが現れたということは、全く活動していないというわけでもないようだ。
_春子@はるこ_
春子はるこ
あんただったんだ。いつも花壇を整備してくれてたの
(なまえ)
あなた
ええと……
_春子@はるこ_
春子はるこ
あ、ごめんね急にれ馴れしくて。あたし、敬語とか苦手なんだ。
_春子@はるこ_
春子はるこ
不思議に思ってたの。緑化委員会より早くてきぱき行動してる誰かがいるらしいって。委員会じゃ、あたしらの学年の神童並の扱いよ?

まさか知らぬ間に
僕まで都市伝説化していたとは驚きだ。
(なまえ)
あなた
あなたの名字あなたです
とりあえず挨拶あいさつを返した。
_春子@はるこ_
春子はるこ
といってもまあ、うちの委員会はやる気ない勢が多いからね。あたしは割り振られてる曜日に、いつも来ているんだけど……。
_春子@はるこ_
春子はるこ
緑化委員会で噂になってんのよ。当番行ってないのにいつも花壇かだん綺麗きれい!って。いやまず当番行けよって話なんだけど
ご高説ごもっともである。





まさか都市伝説というか学校の七不思議化しているとは、思ってもみなかった。

昔花が好きだった生徒が病で死に、思い出の花壇を整備しているという非常に和やかな七不思議がささやかれたらしい。
(なまえ)
あなた
でもよかったです。東雲しののめさんみたいに真面目にやってる人もいるんですね
_春子@はるこ_
春子はるこ
ちょ、その東雲さんってのと敬語はよしてくれよ。同い年なんだし、タメでいいし名前呼び捨てで構わないから
鳥肌が立つから、と慌てる東雲さん──春子さんはぞわぞわしているようだった。

まあ「さん」付けは春子さん女の子だし、多目に見てもらおう。



春子さんが今日来たのは当番だったの半分、興味本位半分なのだそう。
_春子@はるこ_
春子はるこ
七不思議の正体とか確かめてみたいじゃない
(なまえ)
あなた
好奇心旺盛おうせいなんだね
_春子@はるこ_
春子はるこ
それに、いつも先越されてばっかじゃしゃくじゃない?緑化委員の名がすたるわ。
_春子@はるこ_
春子はるこ
もう廃ってるけどね
春子さんはからから笑う。

快活かいかつで素直な人なんだなぁ、と好印象を抱いた。





同い年だけれど、クラスはちょっと離れているらしい。

だから今この時に、情報交換までしておく。
_春子@はるこ_
春子はるこ
相談なんだけど、花の世話の仕方とか教えてくれない?あと、こういうの一緒にやろうよ
(なまえ)
あなた
もちろん


願ってもない。

花が好きな人に悪い人はいないからね。




会って数分だけれど、こうして気楽に話せる人ができたのも収穫だ。