第2話

なんでこんなことになったかっていうと。。
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2019/02/19 08:29
4月、私は鈴蘭高校に入学した。
私なりに頑張ってやっと入れた高校だったから
校門に受験以来、着いた時は嬉しかった。
どうしてこの鈴蘭高校に入学したかっていうと、お兄ちゃんの風磨が高3でこの学校にいて。人見知りな私は親しいお兄ちゃんが同じ学校にいた方が安心するしね...?

そして部活は軽音楽部。
運動はそこまで好きじゃないし、苦手だし。
歌を歌う事は好きだからさ。
部員は私入れて4人。
3年生の高頭先輩(女子)
→ほんわかしてて、優しい。
ピアノが凄い上手。
私が入ったおかげで女子が1人増えたから喜んでくれてる。
2年生の鈴木先輩(男子)
→メガネかけてて凄い頭良いらしい。真面目そうに見えるけど部活になるとロック系もガンガン行けるしラップも行けちゃう。
2年生の佐藤勝利先輩(男子)
→1個歳が違うとは思えないほど、歌も上手くてギターも出来て頭も鈴木先輩と並ぶくらい良いらしい。でも性格は凄い優しくて、真面目。なにより顔が綺麗で綺麗で、私なんかが近づいていいのかっていうくらいの人。

その3人と私で構成される軽音楽部は
一応、部活内恋愛禁止。そのルールが昔からあってそれを今でも守ってるらしい。

入学してからすぐに練習に参加して、
積極的に先輩達と話して
だから先輩達とは五月頃にはすっかり打ち解けた。
(現在6月。)
今は梅雨の時期だから傘は必需品。
でも今日は傘を家に置きっぱなしにして
学校に行っちゃったから、部活に参加して帰ろうとしたら雨がザーザー降り。
高頭先輩は試験が近いから今日は参加してなくて、3人だけだった。鈴木先輩も塾があるから今日は途中で帰っていった。
だから帰る時には私と勝利先輩だけだった。
(勝利先輩)うわ、雨ザーザー降りだね。
(あなた)ほんとだ、、嫌だなぁ。
あ、忘れちゃった傘(小声)
(勝利先輩)ん?

すっごい距離近...。
顔のすぐ横に勝利先輩の顔がある感じ。
(あなた)うわぁぁ、
(勝利先輩)あは笑笑、それでどうしたの?
(あなた)もう笑 実は今日に限って傘忘れちゃって...。
(勝利先輩)あーそっか。
(あなた)はい。だから職員室行って借りてくるので先帰っててください!!
(勝利先輩)ちょっと待って、
(あなた)はい、?
(勝利先輩)いいよ、俺の傘に入ろ。
(あなた)えー!?

ないないない、勝利先輩と一緒の傘に入るとか、夢の夢にもならないよー😳😳
でも誘ってくれてるし、せっかくだから...。

(あなた)いい、んですか?
(勝利先輩)良いっていってるでしょ//
(あなた)!!///じゃあお言葉に甘えて...
ありがとうございます!!!

あー嬉しすぎるよー。こんな優しい先輩に恵まれて幸せだな私...。

(勝利先輩)じゃあ靴履いて玄関でね!!
(あなた)はいっ!!

(勝利先輩)よし、じゃあ行こうか?
(あなた)そ、そうですね///
(勝利先輩)ちょっと待って?
(あなた)ん?
(勝利先輩)ちゅっ。。。



こういう順序で
私のファーストキスを
勝利先輩に取られてしまったのです...!!


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