@ 中島敦side
列車内 。
二人はお互い向き合って座っていた 。
乱歩はビ﹣玉を眺めて嬉しそうにしている 。
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現場に行くと刑事と警察に迎えられた 。
腕を組み 、堂々としている刑事 。
刑事は目付きを鋭くして言い放つ 。
乱歩は口を塞いだ 。
敦もまた目を見開いた 。
濡れた遺体を見て驚きを隠せない 。
乱歩は遺体を前に脱帽すると目を閉じた 。
気の弱そうな巡査 ( 杉本巡査 ) はそう言った 。
乱歩は尋ねる 。
乱歩は小首を傾げ 、口を尖らせた 。
挑発する様な口振りで 、
箕浦は少し黙った 。
沈黙が訪れる中 、ひとりの軍警察の声が上がった 。
川に群がる軍警 。
鑑識達数人がクレ﹣ンを使って“何か”を引き上げていた 。
この言葉に皆が驚く 。
場は騒然とし 、刑事は叫んだ 。
敦も思わず声を上げた 。
@ 有栖川あなたside
有栖は今 、芥川と首領の部屋に居た 。
東 第 四 倉 庫 …… は 、
ポ﹣ト マ フ ィ ア の 弾 丸 が 保 管 さ れ て い る 処 … だ っ た 筈 。
関 係 者 以 外 立 入 禁 止 … だ か ら 、
物 が 横 流 し 、或 い は 必 要 以 上 に 使 用 さ れ て る 。
「 「 御意 」 」
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そう…… 。
芥川の手を取ると彼は驚いたが 、すんなり受け入れてくれた 。
有栖は胸元のブロ﹣チに手を添えると唱える 。
二人はブロ﹣チに吸い込まれて行った 。
n e x t ⇒
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。