第16話

✡ 怪しい影 ✡
352
2018/04/07 06:58
ー 一ノ瀬さんの部屋 (夜) ー

貴)あの、一ノ瀬さん

彼)なに?

貴)旦那様が暗殺者に狙われる理由って
なんなんですか?

彼)ん〜、あなたは
旦那様の専属になったしいっか

貴)??

彼)旦那様は裏社会との繋がりが
強い方なんだよ

貴)そ、そうなんですか?

裏社会って、なに!?

彼)旦那様は裏社会でも権力が強い
だから、その権力欲しさに
他の奴らが旦那様を狙っているんだ

貴)その、裏社会ってなんですか、?

彼)ん〜簡単に言えば
テレビや新聞に載っているみんなが
知っているような仕事が表社会とすると
裏社会はヤクザやマフィアの世界
旦那様は国や政府と繋がって
裏社会でのお金の流れを管理しているんだよ

貴)そ、そうなんですね. . .

彼)旦那様が裏社会でのお金の権力を
持っているからその権力欲しさに
狙われてるってこと

貴)よくわかりました、
でも、こんなに狙われるんなら
用心棒を雇えば

彼)表向きはトップファッション企業だから

トップとはいえ用心棒を雇うなんて
不審だろ?

貴)そうですね、

彼)だから、お前達使用人を雇ったんだ

貴)じゃあみんな元々は

彼)メイリンと碧華は元暗殺者
広は生まれた時から人並外れた力を持ってて
その力のせいでやさぐれてた所を
旦那様が拾ったってわけ

貴)そうだったんですね、

彼)仕事を覚えるまでは大変だったよ、

貴)あぁ、それは何となく
予想がつきます. . .

メイリンに広だもんね. . .

彼)そうだ、今夜は
またお客様が来たみたいだよ

貴)ホントだ、

※この2人は勘が鋭いようだ

作者は黙る!!

※ごめんなさい( ´・ω・`)

貴)じゃあ私はみんなに呼びかけと
おもてなしをしてきます

彼)旦那様はもう眠ってる
くれぐれも静かにな

貴)もちろんです

それから、休憩室にいるみんなに
お客様がきた来たことを伝え
私も刀を持ちいつもの持ち場に向かった

ー裏口ー

貴)ふぅ. . .ん?

裏口のお客様と遊び終わると
庭から人の気配を感じた

貴)今日は人数が多い. . .

私は庭に足を運んだ

ー庭ー

貴)アレ?いない?

庭につくと人の気配がスっと消えた

貴)おかしい. . .
ここに来るまでは確かに人がいたはず、

カサッ

貴)だれ、!

背後から音がし
振り向くとそこに居たのは一ノ瀬さんだった

貴)一ノ瀬さん、

彼)どうした?

貴)裏口にいる時ここから
人の気配がしたから来たんですけど
ここに来た途端、人の気配が途絶えて

彼)俺も人の気配はしないな
気のせいなんじゃないか?

貴)だといいんですが. . .

彼)一応見回りはしてくるよ

貴)すみません、

彼)謝ることじゃない
旦那様の命と名誉のためだ

貴)はい

彼)あなたは先に戻っておけ

貴)わかりました

その頃、真っ暗闇の中山を降る男が1人

ピッ

「見つけましたよ」

『そうか、言った通り頼む』

「わかりました」

ピッ

「やっと見つけましたよ」

「桜色のプリンセス」

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