第30話

✡ 割れる窓 ✡
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2018/04/22 08:30
『やっぱり知ってるみたいだね
まぁ、忘れるはずもないか』

貴). . .れ、

『ん?』

カキンッ!!

『おっと、これはこれは』

私は怒りに任せて刀を抜いた
ヤツを切ろうとしたが防がれてしまった
私は乱れた呼吸のまま距離をとった

貴)帰れ!!!

『ふふ、そうだね
今晩は帰らせてもらうよ』

そう言って奴は私の後ろに目をやり
ニヤリと笑うと暗い森の中に消えていった

貴)ハァハァ. . .、

私の居場所がバレたなら、
時期ここにも奴らが来る
そしたら、みんなに迷惑をかけてしまう

貴)こんな時も、月は綺麗なのね

・・・・・・・・・・・・

彼)今のは、

彼)あなたは何を隠しているんだ、

・・・・・・・・・・・・

貴)私がどうにかしなきゃ、

ー次の日ー

貴)ふぅ、廊下掃除大変、

広いしな〜

広)あ、あなた〜

貴)広どうしたの?

広)やることもなくて
あなたを手伝おうかなって

貴)碧華の所に行かなくていいの?

広)は、!な、なんでいま
アイツの名前が出てくんだよ!(照)

貴)ふふ、だって広
碧華こと好きでしょ?

広)な、!

貴)バレバレだよ〜?(笑)

広)内緒だかんな!(照)

貴)うん!わかってるって!

広)ホントもう、

貴)クスクスッ

広)ん、?

貴)広?どうしたの?

広)ッッ!?あなた、!!

グイッ

貴)キャッ

パリンッ

腕を引っ張られ広の方に
倒れ込むと私がいた場所の窓が割れ
銃弾が壁に埋まっていた

ドサッ

広)ッッてぇ、あなた大丈夫か!?

貴)う、うん、!
広が助けてくれたから
私は大丈夫、

広)よかった、

憂)何があった!!

彼)どうしたのですか!?

碧)なんの音?

メ)どうしただか!?

相当大きく響いたのか
屋敷にいたみんなが集まってきた

彼)窓が割れている、
旦那様お怪我をされては困ります
離れていてください

憂)そんな事はいい
あなた、広大丈夫か?

貴)私は大丈夫です、!!

広)俺も大丈夫ですよ

碧)それにしても、誰の仕業なんだろ、

メ)旦那様をねらうにしては
おかしいですだね、

貴)ッッ. . .

彼). . .

憂)怪我がないならそれでいい
彼方、窓の修理と補強を頼む

彼)承知しました

メ)あなたと広一応
怪我してないか確認するから
部屋に来るだよ

貴)わかった

広)あぁ

彼)(木の上に人の影
アレは旦那様を狙ったヤツらじゃない)

ー休憩室ー

メ)かすり傷だけでよかっただよ

貴)心配かけてごめんね、

メ)別にいいのだよ?
家族なんだから心配かけて当たり前

貴)ありがとう、

こんな優しい人達を巻き込むわけには、

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