第18話

✡ 白い執事 ✡
357
2018/04/08 11:27
貴)わぁ、海きれい. . .!

憂)だな〜!

彼)あなたさん?
余所見していると転びますよ

貴)す、すみません!

憂)まぁまぁ、初めてなんだろうし
少しくらいね?

彼)旦那様、

貴)お荷物お持ちします

憂)あぁ、ありがとう

お、重い. . .(笑)

彼)貴方はこっちを持ってください

貴)へ、?あ、はい!

そう言って私が持っていた荷物と
交換してくれた

貴)ありがとうございます!

彼)別に貴女のためではありません

ツンデレ?(笑)

憂)ふふ、仲いいね

貴)だ、旦那様、!

彼)別にそういう訳では、

憂)いい事だと思うよ?
仲悪いよりいいよ(笑)

案)諏訪部様ですね、お待ちしておりました
お部屋へ案内します

ホテルにつくとコンシェルジュの方が
部屋まで案内してくれた

あ、ちなみに部屋割りは

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私︙旦那様︙一ノ瀬さん
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と言う感じに旦那様を挟む感じになりました
どうやら、この開店記念パーティーは
多くの貴族の方々が宿泊していて
この4拍5日間、大広間でずっと
パーティーが開かれてるみたい

その様子を見て旦那様は、

憂)はぁ、毎日毎日
上辺の会話. . .貴族も大変だね

と、呆れた顔でため息をついてました(笑)
まだ1日目なんですけど大丈夫ですかね(笑)

今?今はですね. . .
私. . .迷子になりました(´;ω;`)

貴)また迷子になってしまった. . .

私とした事が. . .2回めですよ(泣)
旦那様と一ノ瀬さんに
心配をかけてしまう、

貴)ん〜にしても、広すぎる. . .

こんなに広いんだもん迷子にもなるよ、

「ねぇ、君なにしてるの?」

貴)あ、こ、こんにちわ

「こんにちわ、で?なにしてるの?」

広いホテル内で迷子になっている
私に話しかけてきたのは
チャラそうな貴族だった

貴)えと、ちょっと迷子になってしまって、

「迷子?あ〜このホテル広いもんね
それに入り組んでるし」

貴)そうなんですよ、どこも同じ景色で(笑)

「服を見る感じ誰かのメイドさん?」

貴)はい!

「そう((ニコッ」

貴)??あの、私もう行きますね

「あ、エントランスまで案内するよ」

貴)大丈夫ですよ!

「いや、いいよ」

手を掴まれホテルの奥へと
引っ張られてしまう

貴)は、離してください、!!

「いいからいいから」

貴)ちょ、

そのまま引っ張られ続けた
この前は武器があったけど今はあいにく
手元に武器がなくて、
しかも、女子が男子の力に勝てるわけなくて
どうしようかと困っていたら

グイッ

貴)ワッ、

誰かに空いてる手を掴まれた

『も〜こんな所にいたの?』

貴)え、?

「は?あんた誰?」

『彼女の連れだけど?』

だ、誰、!?

その声のするほうを向くと
そこにいたのは、白の燕尾服に真っ白な肌
髪は真っ黒な背の高い男の人がたっていた

「連れ?」

『そうだけど?というか
貴方のような貴族様が何処ぞのメイドに
手を出されるなんて. . .(笑)』

「な、なんだよ!」

『いえ?僕は彼女を探していたので
失礼しますね?』

そう言うとその男の人は
私の手を掴むと私の耳元で

『行くよ』

と、つぶやいた

貴)は、はい!

それからその人について行き
その人が止まったのは
あの人から見えなくなった所だった

貴)ありがとうございます、!

『別に?ていうか!あんな簡単に
連れてかれちゃ危ないだろ?』

貴)すみません、

『君、こういう事何回かあるでしょ』

貴)何回もというか、前にも一回. . .

『はぁ、メイドなんでしょ?
主人がいるんじゃないの?』

貴)そ、そうなんです!
でも部屋に戻る途中に迷子になってしまって

『はぁ、エントランスまででいい?』

貴)連れてってくれるんですか?

『このまま放っておいたら
君またさっきみたいになるでしょ』

貴)否定できません、

『はぁ、じゃあいくよ』

貴)はい、

それから、私とその人はホテルの
廊下を歩き出した

貴)あの、お名前聞いても、

『僕?あぁ、僕は相川司』

貴)相川さん、

司)君は?

貴)私は博麗あなたです

司)博麗、ってあの桜色のプリンセス!?

貴)あはは、
そう言われてた時期はありますね(笑)

司)確かに、髪の色が桜色だよな、
わからなかったよ!

貴)大きい大会もそんなに
出た事ないですし
顔はほとんど知られてないので

司)1目見てみたかったんだよ!
こんな所で出会えるなんて光栄だな〜!

貴)そうですか?(笑)

司)僕も剣術をやってたから
憧れてたんだよね!

貴)そうなんですか?

司)うん!

プリ小説オーディオドラマ