第9話

✡ 暖かい場所 ✡
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2018/04/03 14:52
それから、私達は休憩室に戻った

貴)ふぅ〜、何とか間に合ったね

碧)いつもは旦那様が
帰ってくるまでに終わらないのに
あなたがいると終わったよ!

メ)ホントなのだよ!

広)1番しっかりしてるの
あなたなのかもな!

貴)え、いつもあんなんなの!?

彼)貴方達仕事は終わったのですか?

貴)一ノ瀬さん!

メ)終わりましたなのだよ!

彼)ほんとですか、?

疑う一ノ瀬さんを見る限り
さっき言っていたことはホントだろう、

それから一ノ瀬さんが屋敷の中を
くまなく見ると、とても驚いた顔をしていた

彼)こんな事いつぶりでしょうか、
何も失敗がなかったのですか?

メ)いや、私が洗濯機を壊して
しまったのだよ...

彼)壊した、!?
ま、まぁ、それはいいとして
洗濯も終わってるんですよね?

メ)もちろんですだよ!
困ってる時にあなたが助けてくれて

彼)あなたさんが?

広)そう!庭も見てくれよ!

ー庭ー

彼)花が変わっている、

広)実はな!?

それから広がさっきあった事を
一ノ瀬さんに説明をした
すると、一ノ瀬さんが私の前に来て

彼)花を植えたのもあなたさんが?

貴)あ、はい
一ノ瀬さんが花のストックを用意してるって
碧華から聞いたからそれを使って
屋敷と季節に合うように、
ダメでしたか、?

憂)いいんじゃないか?

彼)旦那様!?

貴)あ、ありがとうございます!

いつの間にいたの!?

彼)どうされたのですか?

憂)ただの散歩だ、もう戻る

彼)さようですか

憂)あ、彼方

彼)はい

憂)部屋にコーヒーを持ってきてくれ

彼)承知しました

旦那様が屋敷に戻ると
一ノ瀬さんが私の元に戻ってきた

彼)これからもよろしくお願いしますね

貴)もちろんです!

彼)それでは、私は旦那様に
コーヒーをお出ししなければならないので
失礼しますね

その後も何個か仕事を終わらせ
夕飯を食べた

あんなに賑やかで楽しい夕食は
いつぶりかな、
両親がいた頃は当たり前だったけど
追われる身になってからは
ご飯もまともに食べていなかった
だから、とても楽しかった

お風呂に入り部屋に戻る
部屋の窓を開け外を見ると
綺麗な月が空に浮かんでいた

貴)お母さん、お父さん私ね、
なんだか面白い人達に囲まれたよ
大変かもしれないけど
ここはあの頃と同じくらい暖かい場所だよ

ここだけは、私が守ってみせる

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