貴)次から次へと. . .
減らない奴らは斬っても斬っても
どんどん増えていく
私もそろそろ体力の限界. . .
貴)友達、出来たんだけどな. . .(笑)
自分を嘲笑うに『フフッ』と笑うと
体が後ろに倒れていった
貴)ごめんなさい. . .
みんなとはもう会えないと
思ったその時、
ギュッ
私の体は誰かに受け止められた
彼)なに終わらそうとしてんだ
司)まだ終わるには早いでしょ?
貴)一ノ瀬さん、司. . .
どうして、
彼)何1人で殺ろうとしてんだよ
貴)ごめん、なさ、い
司)お説教はいいけど、
ズシャッ
司)今はこっちじゃない?
彼)あぁ、そうだな
貴)私も、手伝い、ます、!
まだ不安定な体を起こそうとすると
足の力が抜け一ノ瀬さんの方に倒れてしまう
彼)今は俺達に任せろ
お前は充分やった
貴)ごめんなさい、
彼)謝る事ではない
今は大人しくしてろ
お前のことは俺が守る
貴)一ノ瀬さん、
彼)寝てろ
貴)はい、
そして、私は近くの壁に体を預け
逞しい2人の背中を見つめ
眠りについた
______________
司)ふぅ、終わった
彼)あなたが半分以上殺ってたから
俺らは楽だったな
司)あなたちゃんすごいね
1人でこんなにやるなんて
彼)あぁ、そうだな
司)さ、お嬢様達の元に戻らなきゃ
彼方は眠っているあなたを
抱き上げ主人の元に戻った
夢)あなたちゃん!!
司)疲れて眠っているだけですよ
憂)そうか、よかった. . .
彼)出ましょう
憂)あぁ、そうだな
そして、俺達はホテルを脱出し
船に乗り島から脱出をした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。