第25話

✡ 脱出 ✡
301
2018/04/15 05:14
貴)次から次へと. . .

減らない奴らは斬っても斬っても
どんどん増えていく
私もそろそろ体力の限界. . .

貴)友達、出来たんだけどな. . .(笑)

自分を嘲笑うに『フフッ』と笑うと
体が後ろに倒れていった

貴)ごめんなさい. . .

みんなとはもう会えないと
思ったその時、

ギュッ

私の体は誰かに受け止められた

彼)なに終わらそうとしてんだ

司)まだ終わるには早いでしょ?

貴)一ノ瀬さん、司. . .
どうして、

彼)何1人で殺ろうとしてんだよ

貴)ごめん、なさ、い

司)お説教はいいけど、

ズシャッ

司)今はこっちじゃない?

彼)あぁ、そうだな

貴)私も、手伝い、ます、!

まだ不安定な体を起こそうとすると
足の力が抜け一ノ瀬さんの方に倒れてしまう

彼)今は俺達に任せろ
お前は充分やった

貴)ごめんなさい、

彼)謝る事ではない
今は大人しくしてろ
お前のことは俺が守る

貴)一ノ瀬さん、

彼)寝てろ

貴)はい、

そして、私は近くの壁に体を預け
逞しい2人の背中を見つめ
眠りについた

______________


司)ふぅ、終わった

彼)あなたが半分以上殺ってたから
俺らは楽だったな

司)あなたちゃんすごいね
1人でこんなにやるなんて

彼)あぁ、そうだな

司)さ、お嬢様達の元に戻らなきゃ

彼方は眠っているあなたを
抱き上げ主人の元に戻った

夢)あなたちゃん!!

司)疲れて眠っているだけですよ

憂)そうか、よかった. . .

彼)出ましょう

憂)あぁ、そうだな

そして、俺達はホテルを脱出し
船に乗り島から脱出をした

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