憂）死者が？

彼）どういう事ですか？

貴）それが、

あの時、私が見たのは

･･････････････････

貴）うそ、

司）どうなってんだよ、

『ｷｬｰｰｰｯ. . .ｳｸﾞｯ』

「こ、来ないで、！！ｲﾔｧｰｰｰｯｯ. . .」

ホールの中は頭のおかしくなった人達に
噛まれ死んだ人達の血で
ホールは血の海のようになっていた

貴）1人でこの人数を、？

司）いや、2人、3人かも

貴）おかしい、また人数が増えてる. . .

司）危ないｯｯ！！

ﾄﾞｻｯ

「ｧﾞｧﾞ. . .！！」

私と相川さんが倒れたのと同時に
私達がいた場所に奴らがいた

貴）あれは、人間じゃない. . .

司）そうみたいだね、

貴）正体がわかったなら
旦那様に報告を、

司）待って、みてよ

貴）うそ、でしょ. . .

私達が倒れた場所はホールのほぼ真ん中
奴らが私達を囲んでいた

司）自分の主人に会いにいくより先に
ここを無事抜け出さないとね

貴）この人達さっきまで
死んでた人達、？

司）観察力いいんだね
流石プリンセスだね

貴）なら、狙うは頭！

ｸﾞｼｬｯ

襲って来た敵の頭を刀で
貫けばすぐに倒れた

司）了解、ここは協力して
主人の元まで行こう

貴）もちろん

そして、私達はお互いの背中を守りながら
ホールを走り抜け出した

貴）相川さん！出口の確認を！

司）司でいいし敬語使わなくていい
同じ仲間でしょ？

貴）じゃあ遠慮なく、
出入口の確認をしないと

司）そうだね
ホールにいたヤツらはきっと
生きてる奴らを食らって仲間を増やす

貴）司こっち！

そして、私達は敵を振り切り
管理人室に来た

ー管理人室ー

ｶﾞﾁｬｯ

貴）ここにはいない、？

司）一応警戒しておこう

貴）そうだね、
あ、これが地図と出入口のスイッチ

司）このスイッチは使えないみたい
押しても反応ないし

貴）おかしい、出入口のスイッチが
使えないなんて. . .

司）これは裏があるのか？

貴）これ、地下通路出口の地図
ここからなら出れるかもしれない、

司）それよりさ、これ

貴）なに？

その紙には、

････････････････････････

人類不老不死化計画

. . . . . . . . . . . . . . .

. . . . . . . . . . . . . . .

なお、この不老不死化は
感染型であり
不老不死化をした人間のDNAは
生身の人間に移る可能性がある

････････････････････････

貴）なにこれ、

司）このホテルが出来た理由も
分かってきたね

貴）え？

ｶﾞﾀﾝｯ

ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝｯ!

司）どうやら、話はまたあとだね
今はこの地図とこの書類を
持って主人の元に帰らなきゃ

貴）そうだね、

･･････････････････

貴）そして、今戻ってきた所です、
遅くなり申し訳ありません

憂）俺らは実験台という訳か、

彼）にしても、その地下から
出れる確率はかなり低いですね

??）それなら問題ないわ、