第38話

✡ 手のかかるプリンセス ✡
266
2018/05/29 15:32
碧)どうしますか、?

憂)通していいよ

碧)わかりました、

憂)坂本さん私の隣に
座ってもらってもいいですか?

夢)大丈夫ですよ

坂本さんと司が席を移動してから
数分、部屋のドアがノックされた

コンコンッ

憂)どうぞ

ガチャッ

碧)こちらです

『どうもこんにちわ』

そこに入って来たのは前に見た
あの黒ずくめの男だった

男が危ないヤツなのは聞いていたから
俺と司は警戒心を強めた

『まぁ、そんな警戒しないでくれ』

憂)今日はどのような
ご用事で?あなたならいませんよ

『それは私が1番知っていますよ』

憂)そうでしょうね、なぜなら
貴方はあなたを監視していた

彼)え、

『おっと、気付かれていたなんて』

憂)今日はなんのお話を?

『それはもちろん彼女の話をね』

憂)あなたがどうしました?

『彼女が今どこにいるか、
知りたくないですか?』

夢)あら、そんな簡単に教えてくださるの?

『私も命が欲しいのでね
まぁ、でも簡単に教えてはつまらない』

憂)何が希望?

『彼女がなぜ遠山に狙われているか
ご存知ですか?』

憂)狙われている

『何も知らないだね』

男はフッと鼻で笑うと
あなたが狙われている“理由”を
話し出した

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
〜あなたside〜

貴)ついた. . .

時間はかかったけど
やっと遠山の屋敷まで辿り着いた

貴)表門からはやめた方がいいよね

私は来る途中に買った
黒いフード付きマントを羽織
木の影を通り裏門まで来た

貴)どうやって中に入るか. . .

『私に任せてくださいな』

貴)いつの間に、!

ドンッ

貴)ウッ. . .

ドサッ

『手のかかるプリンセスだ』

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