本当の友達…神様がくれたのかな?烏野の人達も優しかったけど、音駒の人達はなんか…なんて言い表せばいいのか…好き?
とにかく今居たい場所は音駒だ。
本当に嬉しかった。そんなことを行ってくれる人がこの世にいたなんて。嬉しい。嬉しすぎる。
こんな感情何年ぶりだろ。
今まで友達は、全然私の中身を知ろうとしなかった。
私の表面だけ見て接してくる子達だったから。
でも音駒のみんなは違う。
すごいいい人たち。
そうあなたは、自分に言い聞かせた。そうでもしないと裏切られた時、そんなに悲しくなくなるから。
ぶすっ 不快な音と共に注射器を腕に指した。
注射器の中に吸い上げられた血がどんどん溜まっていく。
血を毎日取らないといけない。じゃないと薬が作れなくなって、私が飲むようがなくなってしまう。そうするともちろんだが死んでしまう…
寝室に行き、ベッドに寝っ転がった。
そういうとあなたは、1人で大きいベッドの上で深い眠りに落ちた…
切ります
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。