瑞稀side
瑞稀「ちょっと来い」
あなた「何?誰もいない所に連れ出すなんて」
瑞稀「最近、作間と一緒にお弁当食べてんの?」
あなた「んー、気になるから?」
何だよ、気になるって
あなた「用はそれだけ?じゃ、戻るね」
何でそっけなくするんだよ
"友達"じゃなくて"男"として見てほしい
ただそれだけなのに
ぎゅっ
あなた「瑞稀くん?離して?//」
瑞稀「嫌だ♡」
離したら手に届かない場所に
飛んでいくから
瑞稀「ねー、涼と付き合って何が楽しいの?」
あなた「一緒にいるだけで幸せ」
違うよね
涼じゃ物足りなくなったから
作間に興味持ち始めたんだよね
瑞稀「嘘だろ?」
あなたの唇は温かった
あなた「瑞稀くん、やめて?」
こんなに顔赤くして照れてるくせに
もっと意地悪したくなる
瑞稀「ねー、次の授業さぼろうよ」
僕があなたを涼から奪うからさ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。