痛みは゛もう゛感じない。 別にどうでもいい。
遅くなっちゃったなぁ〜
どうせまた、殴られるんだろう…
2人とも…死んだのかなー
俺も殺してもらおうかな…
あっ、そっちに行ったら危ないのに…
あの子が死んじゃうかも…
俺は…家の中にあった刃物など、色んな物で鬼を滅多打ちにした。
何時間たっただろうか…もうすぐ朝だ…
誰か来る…
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冨岡さん目線
俺は山奥の任務を任された。 何時間走っただろうか…
鬼の気配が強くなってきてる…近くにいるんだ…
……俺は鬼が居るであろう家についた。
そこには…
あんな小さな子供が……鬼をここまで殺ったのか?
その少女は…軽やかに鬼の攻撃をさけた…
怒っているのか…
もうすぐ朝だ…
俺が手をかさなくても、あの少女なら鬼を殺せる…何故か……そう思った。
冨岡さん目線終わり
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確か…鬼って太陽にあたると死ぬんだっけ…
なら、外に出さないとなぁー
終わった。
俺のことを、捕まえようとしてる……?
早いうちに逃げとこ…
狼も着いてきた…
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。