第21話

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気持ち悪いくらい徹の調子がいい



「烏野のあの速攻ほんとどうなってるんですかね」



溝口「お前及川が調子いいからって他のチーム見てんな笑」



「あんなに調子がいい徹久しぶりに見て気持ち悪いです」



入畑「たしかにな お前効果だろ」



「監督までそれ言いますか...」



コーチと監督は私たちの関係を知っていた。
別れろなんて言われたことは無い。
むしろ徹のバレーを邪魔する人が近づかないからという理由で歓迎(?)されていた。



入畑「お前は音駒に行くし 及川は別れたなんて言い出した時にはお茶を吹いたよ」



「そのお茶大丈夫でした?」



溝口「そこかよ」



音駒に行く前は別れるとかそんな話は一切出ていなかった。
なのに音駒に転校するって言った次の日別れて欲しいなんて言い出して

その時は好きだったから なんで?とか 私バレーの邪魔した?とか考え込んだ。


私たちが別れたという情報は瞬く間に広まって女子たちはお祭り状態

その数日後私は音駒に転校した。
まあその後徹が違う女の子と付き合い始めたって岩ちゃんに聞いた瞬間気持ちは冷めたけど



「カバー!」



及川「マッキー!」



ドゴッ



「あ...」



溝口「どした?」



「今花巻が突き指しました」



入畑「ほんとだな テーピング頼む」



「はい」



花巻「やっちった」



「やっちったじゃないよ 何年バレーしてんの」



花巻「そう言いながら優しくテーピングしてくれるあなた ツンデレ?」



「黙る?」



花巻「はい すんません」



「よし できた ほらいってこい!」



背中を押しコートへ送り出す。

...なんか見られてる?




じっ



「ひっ!」



視線を感じる方を見てみるとクロがすんごい目でこっちを見ていた



「(ど、どうするべき?手振るのは試合中だからダメだし)」



ニコッ



「(?!今度は笑った?!)」



なん...なんなんあの人



黒尾「こ・れ・お・わ・っ・た・ら・お・ぼ・え・て・ろ・よ」(口パク



「はぁ?」



溝口「どした?」



「い、いえ...」



私なんかした?!