第3話

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実は今隣でニヤニヤしながら歩いている音駒バレー部の主将黒尾鉄朗には告白されている。



一目惚れだと。
今頃そんなの信じるかって最初はあしらっていたんだけどだんだん あ、この人本気なんだって思い始めた。



黒尾「元カレ... ボコボコにしていい?」



「急に物騒なこと言わないでよ怖い」



黒尾「好きな子の元カレほど嫌なもんねぇよ」



「そういう事サラッと言えるの 慣れてんね」



黒尾「好きな子の前だから言えるんでしょ で、いつ返事くれんの?」



別れたすぐに転校してまだクロのことを知らないからと言う理由で告白の返事を先延ばしにしていた。



「クロにはもっといい子がいるんじゃないの?」



黒尾「3年間音駒に居るけど好きになったのはお前だけだよ」



「ホストかよ」



そんなことを話していると体育館に着いた。



灰羽「あなたせーんぱーい!」



「あ、また夜久くんから逃げてきたでしょ」



夜久「リエーフ!お前まだ続きしてただろ?!」



灰羽「あなた先輩の方が大事です」



夜久「俺も先輩だ!」



黒尾「よし 集合!」



集合をかけると駆け寄ってくる部員たち



黒尾「もうすぐで夏休みだからまた他校と合宿する事になった」



「参加校は梟谷 音駒 烏野 青葉城西です 青葉城西とは初めての合宿らしいですね 烏野とは久しぶりだとか」



山本「青葉城西って及川徹がいるところか?!」



黒尾「お前ほんとモテてる男に対してあたり強いよな」



山本「女の子にキャーキャー言われてるのが気に食わないっす」



及川徹... その名前が出るだけでビクッとする。
嫌いなわけじゃない。
ただ 会いたくないだけ。



夜久「大丈夫か?」



「え、あ、大丈夫!ごめんね ちょっと考え事してて」



黒尾「元カレのこと思い出してんスカ?勘弁してくださーい」



「お、まえ...!」



孤爪「クロ...性格悪い」



黒尾「うるせぇ 元カレなんか早く忘れちまえ」



灰羽「あなたさん向こうに彼氏置いてきたんすか?!」



「い、いやそういう訳じゃ...」



芝山「先輩モテそうだもんなぁ」



海「青葉城西っていうと誰だ?」



山本「及川徹とか言うんじゃないっすよね?!」



「な、なわけないじゃん!そもそも元カレなんて」



黒尾「そんなわけあるよな?」



孤爪「クロ...!」



何が言いたいのクロ
私に喧嘩売ってる?
いやいや普通好きな子に喧嘩売るか?
これは煽られてるんだ。乗ったら負け...!



「ほら練習再開!いっていって!」



そう私が手を叩くとしぶしぶ練習を始めた。



黒尾「返事...待つって言ったけど俺そんなに優しくないから」



「...っ!」



猫又「青春だな」



「監督まで...」



猫又「いいじゃないか 楽しそうで」



楽しんでやがる
この状況を1番に楽しんでやがる
監督なら 部活に集中しろって言うんじゃないのかな?!