第9話

8
及川さいど



わかる。俺にはわかる。



黒尾「あ、どうも 音駒の主将 黒尾鉄朗です」



こいつとは気が合わないという事が。



岩泉「副主将の岩泉と主将の及川です」



黒尾「一週間よろしくお願いします」



何だこの笑顔
誰がどう見ても愛想笑いにしか見えない。



岩泉「おらクソ川あいさつ」



及川「名前で呼んでよ岩ちゃん 青葉城西の主将です」



黒尾「あなたの元カレ...?」



はぁ?!今それ聞く?!てか絶対知ってたよね?!
わざとらしいな!



及川「ま、まぁ そう、かな」



黒尾「エピソードいろいろ聞きたいなぁ」



くっそ...
これは煽りか?煽られてんのか?



及川「夜の事情とか聞いちゃいます?」



岩泉「おい 及川」



及川「なんなら今話そうかな?!」



岩泉「だまれクソ川!」



なんで止めんのさ岩ちゃん!



花巻「うちの及川が取り乱してごめんね」



黒尾「いやいや そんな事ないよ あ、これ渡しにきたんだった」



そう渡されたのは今日のメニューが書いてあるメモだった。
あれ、意外と悪いやつじゃ...



黒尾「今日から"うちのあなた"がお世話になるようで」



前言撤回!悪いやつだ!なんだ?!



及川「一週間だけ帰ってきて貰えるのうれしいから全然いいよ」



黒尾「一週間だけだもんねぇ じゃあ体育館で待ってる」



ニヤニヤと教室を出ていく音駒の主将



国見「あなた先輩の新しい彼氏?」



金田一「いや、あれは違うんじゃないか?」



岩泉「体育館行くぞー」



及川「...てやる」



松川「え?」



及川「取り返してやるって言ってんの!」



国見「別れ話出したの及川さんのくせによく言えますね」



及川「国見ちゃんそれ言わないで!」



この一週間でまたおとしてやる。
自分勝手なのはもう分かってる
でもまだ好きなんだよ この気持ちだけは嘘じゃない。