そして3日後、穂刈と私は先に王子の幼馴染である花沢(また間違えている)さんと会うことにした
花宮「…何であなたまでいるの?」
穂刈「あなたの下の名前が一緒なら会うって王子に言ったはずだけど」
花宮「聞いてたけど…(本当に来るなんて…)」
あなたの下の名前『私がいたら何が都合悪いのかな?』
花宮「…別に」
穂刈「そんで何か話あったんじゃねえの?」
花宮「あるけど…」チラッ
絶対に邪魔だって思ってんなコイツ
あなたの下の名前『私がいたら話せない内容かな?』ニッコリ
穂刈「仕方ねえ…あなたの下の名前、そこのクレープ屋でなんか買って食べてろ」ナデナデ
あなたの下の名前『え〜…分かった(⑉・̆-・̆⑉)』
穂刈「ん、いい子だ(可愛いな)」
花宮「…(何かムカつく)」
私は2人から少し離れたところのクレープ屋でジャンボスペシャルいちごクレープを注文して食べた
35分ぐらいがたったあと穂刈が戻ってきた
あなたの下の名前『遅い…(`・н・´)』
穂刈「悪い、ちょっとしつこくってな」
あなたの下の名前『なかなか引かなかったの?』
穂刈「あぁ、お前と付き合ってんの話したけど"2番目でいいから付き合ってんの"とか意味わからんこと言ってきた」
あなたの下の名前『うわぁ、2番目でいいからとか言う子本当にいんだね〜…って、わたし相手なら2番目から1番になれると思ったんかあの女…(-_-#) ピクッ』
穂刈「心配しなくっても断ったし、あなたの下の名前以外と付き合う気なし俺、そんなクズじゃねぇし」
あなたの下の名前『そんなのこのわたしが1番知ってるもん』ムギュ
穂刈「そうだな、お前が1番知ってんだもんな」ナデナデ
彼女いんの知って2番目でもいいからとか言う女の子はろくな奴じゃないわ
どんなに好きでも、まともな子ならそもそも言わないし
あなたの下の名前『なんか、明日の元カノも変なこと言いそうで心配になってきた』
穂刈「あー、荒船の電話で話つけたから明日会うのなくなったわ」
あなたの下の名前『なんて話つけたの?』
穂刈「んー、何か"まだ好きなの、だからやり直そう?"って言われたから"こっちは未練もないし俺、彼女言っから無理。じゃあな"って言って電話切った」
あなたの下の名前『それ、話し合ったったってより一方的に話して終わらせたの間違いでわ?』
穂刈「まぁ、そうなるがアイツもあの後おりかえして来てないしただ単に、都合のいい彼氏が欲しかったんだろ。アイツ顔は可愛いが性格はクソだからな」
仮にも元カノを"性格はクソ"って…( ; ᷄ᾥ ᷅ )
あなたの下の名前『まぁ…一件落着ならいいか』
あとは何もなければいいや…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!