華宮side
何言われるか分からんし怖いんですけどとりあえず、楽屋に帰ります。
ガチャ
ラウ「ただいま。」
阿部「……」
向井「ただいま〜」
渡辺「なに?」
佐久間「いや、帰ってきたんやなーって。」
向井「は?」
阿部「なんで帰ってきたん」
ラウ「あべちゃん?」
渡辺「もういいわお前ら。俺ら向こうでレッスンするから」
向井「1回頭冷やした方がええんとちゃうか」
華宮「こーじ。」
岩本「……」
向井「なんか言うてや!あなたが傷ついてるん分からんの?」
渡辺「信じた俺らが悪かったわ。行こ」
さっくん、あべちゃんも。あの子のこと、信じちゃったんだね。うちらはそれぐらいの信頼だったんだね……
ガチャ
ラウールside
ラウ「みんな、何があったの?」
目黒「……」
如月「チッ」
ラウ「愛莉ちゃん?」
如月「なに?」
岩本「ラウール、話がある」
ラウ「なに?」
この時、まだ僕達が置かれている状況を理解出来てなかった。ごめんね、この時僕がみんなに反論出来なかったから……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。