第119話

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2020/08/14 11:00




















角名 side











- 夜中,あなたが出て行った

" ありがとう "と微笑んだあなたは

笑顔が懐かしいくらいに思えた




















角名:行ってきます




















- いつも一緒に並んで歩いた道

隣であなたが笑っていた風景を偶に思い出す

家を出て行ったけど

これからどうするつもりなんだ____?






































角名:おはようございます




尾白:あれ,今日は角名が先なん




角名:?何ですか?




赤木:いや,あなたがまだ来とらんねん













- あなたがまだ来ていない____?









尾白:まぁ心配っちゅー訳やないけど?




赤木:いつも来とるのにおらんからな?




角名:………




大耳:角名,あなたはもう家を出ていたのか?




角名:………実は____






















- 俺はあなたが家から出て行ったことを説明した









北:なるほどな




大耳:したら宮城に帰ったのか?




北:その可能性が高いかもしれへんな










- 宮城に帰ったならそれでいい

でも____何故か胸がざわついた











侑:お?なんや彼奴まだ来とらんの?




治:体育館入って第一声がそれかいな




侑:う,うっさいわ!いつもおる奴がおらんとなんか変な感じするやろが!











- 侑もあなたを気にしていた

侑と治にもあなたのことを説明した













侑:はっ……やっと帰ったん?せいせいするわ




治:ほんならもっとせいせいしとる顔せぇや




侑:は!?しとるやろクソサム!!












- 胸がざわついてるのは俺だけじゃないのかもしれない

まぁきっと宮城に帰ったのだろう

そう思って練習をしようとした____その時




















監督:此処がバレー部の練習してる体育館です




警察:失礼しますね









- 突然監督が数人の警察官と一緒に体育館に入ってきた

何だ____?



















警察:えー水城あなたさんはここの部員であってるかな?




角名:え………?




北:確かに。水城あなたはバレー部のマネでしたけど




警察:そうか











- やけに胸がざわついた






















警察:えー水城あなたさんなんだが





















『 昨日の夜,〇〇橋から川に身を投げた 』













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