侑 side
侑:今日はほんまにありがとうございます
凛々華:いーえ!買えてよかったね!
侑:おかげさまで
- 翌日,あなた達には先に戻るように言って
俺は凛々華とプレゼントを買いに来た
侑:あなた____喜んでくれるとええな
凛々華:……侑くんはあなたの何処を好きになったの?
侑:え?ん〜………
- どこを好きになったかなんて
挙げたらキリがない
そのくらいあなたの事が好きやった
でも____
侑:沢山あるけど,強いて言えば" 笑顔 "ですかね
凛々華:笑顔……?
侑:彼奴,無理してる時でもいっつも笑うんです。でも心から笑った笑顔はほんまに可愛くてキラキラしてて____
『 ひまわりみたいな笑顔なんです。』
侑:そんな笑顔を一番近くで見ていたいし,その笑顔を作る理由は俺でありたいんです
凛々華:………いいなぁ
侑:え?
- 凛々華は微笑みながらそう呟いた
凛々華:ちゃんと中身から愛してくれる人が居て
侑:………!
凛々華:………告白,頑張ってね!
侑:ありがとうございます……!
- 俺はあなたに____もう一度告白をする。
治:ツム
侑:……え,サム?
- カフェを出るとそこには
先に帰ったはずのサムと銀がおった
侑:何でこないなとこにおんねん
治:それはこっちの台詞や
侑:え?
凛々華:………?
- サムはやけに怒った顔をしとった
俺,サムになんかしたか____?
治:……あなたの事,好きなんや無かったん?
侑:え?
銀島:……隣におるの,凛々華よな?
凛々華:………!
- 凛々華は変装をしていたのに何故かバレていた
それに一緒に帰ったはずの角名とあなたがおらん
もしかして____
凛々華:……一緒にいた所……あなたも見た……?
侑:ッ………!!!!
- 一番見られてはいけない相手____
治:……あなた,二人を見てから倒れて角名とどっかに行きよった
侑:ッ!!!!!!
凛々華:!侑くん待って…!!
- あなたに好き言うた俺が
凛々華と一緒にいる所を見たあなたが見たら
どうなるかなんて痛い程分かっとった
俺は初恋の相手を探しに全力で走った____。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。