第45話

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2020/08/01 12:01




















あなた:綺麗〜!




侑:そんなに気に入ったん?( 笑 )




あなた:うん!本当にありがとう!









- 侑くんが買ってくれた電球ドリンクを見ながら

あたしはもう片方の手で侑くんの手を握り

二人で歩いていた










侑:そろそろ集合場所行こか?




あなた:そうだね!









- 集合場所に向かおうと方向転換した時____




















あなた:ッ………



















- 足元が ズキッ と痛んだ









侑:?あなたどないしたん?




あなた:う,ううん……!何でもないよ……!











- あたしは痛みを我慢して微笑む

人混みで足元がよく見えない

足がどうなってるのか_____わからない































『 無理してんなやアホ 』































- 侑くんはそう言いながら優しく手を引いて

ゆっくりと人混みを抜け始めた
































あなた:侑くん……集合場所あっちだよ……?











- 人混みを抜け神社の方に歩いてきた

此処には人もいなくてとても静かだった





















侑:ここに座り




あなた:え……?












- 神社の階段のところに侑くんがタオルを敷いてくれた













侑:あー……やっぱりなぁ




あなた:え……?












- 侑くんはあたしを座らせて

ゆっくりと下駄を脱がせた











侑:靴擦れしとるわ




あなた:……!











- 脱がされた下駄

履きなれない下駄に

あたしの親指と人差し指は炎症を起こしていた











侑:浴衣着るからこないなもん履いてくるなとは言えんけど






















『 ほんまに無理だけはせんといてや 』




















あなた:気付いてたの……?




侑:当たり前やろが。あなたの様子が変で" 大丈夫 "って言う時は大体大丈夫やないからな









- そう侑くんは笑った


















侑:集合場所まで結構距離あるし,花火は此処で見るでもええ?




あなた:あ,侑くんは集合場所行ってて大丈夫だよ……?




侑:はぁ?何言うてんねん




















『 あなたを置いて一人で行くわけあらへんやろ 』



















- 侑くんがそう言った時____






















パァンッ




パァンッ



















侑:お,花火始まったみたいやな




あなた:……!綺麗……!










- 此処の神社は見晴らしも良くて

花火もよく見えた

































『 あなたと見れてよかったわ 』































- あたしが驚いて侑くんを見ると

侑くんは優しく微笑んでいた

どうして______?










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