第55話

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2020/08/04 04:09




















仁菜:あなたおはよ!




あなた:おはよう仁菜!




仁菜:入院しとったって聞いたけど大丈夫なん?




あなた:もう全然平気だよ!












- あれから数日後,あたしは退院した

それから夏休みも明けて2学期が始まった






























あなた:あたし自販行ってくるね!




仁菜:おん!行ってらっしゃい!











- 昼休みになってあたしは自販に向かった



















女子:す,好きです…!付き合ってください…!




あなた:……?


















- 向かう途中の渡り廊下で

告白する声が聞こえた

そこに居たのは____





















侑:………



















- 侑くんだった

あたしは通るに通れないのもあったが

少しだけ気になって立ち止まった










侑:……自分とは付き合えへん




女子:で,でも侑くん,彼女とか居ないよね……?












- 『 お試しでもいいから付き合って 』

女子はそう言っていた

お試しでもいいから付き合いたい

そう思わせるほどやっぱり侑くんはモテるんだ

















侑:……悪いけどお試しでも付き合えへん




女子:な,なんでッ……!













- 侑くんは" お試しでも付き合えない "と告白を断った

女嫌いだからしょうがない

そう思っていたら____























侑:俺,好きな子おるんねん





















- 侑くんに好きな子____?

女嫌いで有名な侑くんが____?

その子も驚いた顔をしていた

あたしも驚いた

でもそれより____




















あなた:……なんで……?




















- 何故か胸が____痛かった


































あなた:………










- 侑くんの好きな子って誰なんだろう

そんな事を考えながらあたしは自販まで来た

いつも飲んでいるいちごミルクを買おうと

あたしはお金を入れようとした






















侑:今日もいちごミルク買うん?




あなた:え……?



















- 後ろから先にお金を入れられた

そして言葉と同時に押されたいちごミルクのボタン


















侑:ほれ




あなた:え……?




侑:?今日はいちごミルクの日やないん?











- 侑くんは取り出し口から取ったいちごミルクを

あたしに差し出した










あなた:いいの……?




侑:おん。自分の買うついでや













- 『 ラッキーやと思い 』と侑くんは笑った












あなた:あ,ありがとう……!




侑:おん。ほな戻ろか?












- 女嫌いの侑くんの隣を歩くあたし

でもそれはあくまでマネージャーだから

そんな侑くんの好きになる子って

一体____誰なんだろう











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