第4話

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2020/07/23 09:11




















仁菜:え?彼奴?" 宮侑 "やで!












- 入学式が終わり教室に戻る途中

あたしはさっきの人の事を聞いた











あなた:宮侑……?




仁菜:おん。同中やねん!











- どうやら同じ中学校だったらしい

だから仲良さそうだったんだ

それにしても" 宮侑 "って____












あなた:ねぇねぇ




仁菜:ん?




あなた:もしかしてその人ってバレー部?













- あたしがそう言うと仁菜は少し驚いた顔をしていた









仁菜:せやで!バレー部!知っとるん!?




あなた:え,あ……名前だけ聞いたことあって……










- 何せバレー強豪校のマネをしていた身だ

" 宮侑 "という名前は聞いたことがあった











仁菜:そうなんやね!かっこええやろ?




あなた:え?あ,まぁ……顔は良いと思うけど……




仁菜:性格悪そうって?( 笑 )




あなた:そ,そんなこと言ってないよ!










- 正直怖そうだし性格悪そうって思った

イケメンって大体怖いっていう偏見がある









仁菜:まぁ性格悪いよ?




あなた:え!?




仁菜:嘘嘘( 笑 )ほんまはええ奴やで?( 笑 )









- 『 女嫌いなだけやねん 』と笑う仁菜

女嫌い____なんだ












あなた:そうなの?




仁菜:おん。かなりの女嫌いやで?女の子に向かって" 豚 "とか普通に言いよるで?




あなた:え"!?













- 女の子に向かって" 豚 "って面と向かって言うのは

さすがに酷すぎる

やっぱり怖いな……あまり関わらないようにしよう

でも____









あなた:仁菜はその……宮くん?と仲良いよね?




仁菜:え?私は腐れ縁みたいなやつだよ( 笑 )












- 『 そもそも女子として見られてないよ 』

と仁菜は笑った













あなた:そんな事ないよ…!仁菜凄く可愛いもん!




仁菜:え……?












- あたしは本心を口走っていた

仁菜が驚いた顔をしていたので

ハッとして口を押える











あなた:ご,ごめんね急に……













- 悪いことを言ったわけでは無かったが

初対面の奴にこんな事言われても引くかな

そう思ったあたしは咄嗟に謝っていた















仁菜:あなた____ありがとう




あなた:え……?












- 仁菜はそう言って凄く嬉しそうに微笑んでいた

良かった_____喜んでもらえたんだ











仁菜:で,侑どう思う?




あなた:え?




仁菜:気になったりせんの?




あなた:え!?













- 急にそんな事を言われて驚くあたし

でもあたしは____









あなた:気になったりとかは……無いかな




仁菜:え?何で?あ,彼氏おるんか!




あなた:ううん,いないよ( 笑 )




仁菜:え?












- 『 なら何で? 』と聞いてくる仁菜

宮くんは相当モテる人なのだろう

そりゃ歩いてるだけで廊下で騒がれて

教室入っただけでラッキーと言われるくらいだ

きっと誰もが好きになる存在____でも






























あなた:あたし恋愛はもうしたくないんだ

































- もう____泣きたくないから













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