第16話

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2020/07/25 12:07










侑 side












- 何で此奴はこんなに無理するんやろか

足が痛いなら痛いって言えばええのに

迷惑かけとおなくて無理して笑っとる

そんなん直ぐ気付くに決まっとるやろがアホ










あなた:………










- あなたは俺の背中に顔を埋めた

声を掛けても返ってこんから眠ってしもたんやろか

にしても此奴軽すぎんか?

ちゃんと飯食っとるんか?

角名ん家におるし食ってへんことはないか____




























角名:!!!!侑!!!!あなた!!!!













- 集合場所にはもう全員が居て

あとは俺達二人だけだったらしい

集合場所に着くなり角名が血相を変えて来た










角名:あなたは?




侑:多分俺の背中で寝とる












- 雨に濡れて俺もあなたもびちょ濡れやった

角名はあなたの姿を見るなり

慌ててあなたを俺から下ろした











角名:……やっぱり……




侑:?










- 角名に下ろされて初めて俺はあなたの姿を見た

顔が____真っ赤やった










侑:あなた……!?













- 俺は慌ててあなたの額に手を当てた

背中におる時はお互い濡れて冷たかったから

全然気付かんかったけど

あなたの身体は____物凄く熱い









角名:昔から冷えると直ぐに熱を出したんだ




侑:え……?









- だから俺達が帰ってきた時

慌ててあなたの所に来たんか____









侑:すまん




角名:侑は悪くないでしょ?










- 『 あなたを運んでくれてありがとう 』

そう言って角名はあなたを抱き上げて

先生の元へ行ってしまった











治:ツム,お前も着替えんと風邪ひくで




侑:おん……




治:……?ツム?


















- サムは俺に着替えを渡してくれた

やけど____

俺は角名と先生といるあなたから

何故か目が離せなかった









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