[帰りみち]
帰りは途中までまどかといて、
そこから別れて後は一人。
こっち方面の人はあまりいなくて、
同じ学年ではあおい君だけ...。
たまたま今、後であおい君が歩いてる
か...帰ってるだけ!歩いてるだけ!
それなのに、何でだろう..意識してしまう
ふと見ると、掲示板があった。
夏祭りの紙(ポスター)が張ってある
見ていたら、後ろにいたあおい君が私に追いついてすぐそこにいた。
てか、すぐ隣。
ハル)「おぉ...びくった。」
あおい)「え、 あ ごめんw」
あおい)「い...行くの?まつり」
ハル)「え?..あ、いや、予定はない」
なんだこれ..続かないしぎこちない会話
確かに...ババ抜き以来、喋ってなかったもんなぁ
ハル)「あ..あおい君は、い、、行くの?」
あおい)「あ..いや、特に、俺も」
ハル)「そぅなんだ..」
沈黙
もう..行こっかな。そう言えば帰る途中だったんだっけ。
こ、これって一緒に帰るの?
別々って不自然??
分からん!(・_・)
ハル)「えっと....」
あおい)「あのさ!」
ハル)「!!」
あおい)「6...時、ロボット.....公園....の..時計..台っ!」
ハル)「...は?」
あおいが指差す。
その先は、祭りのポスター
あおい)「い...行かない?」
また、耳まで真赤だ。
ハル)「...!うん。いいよ..っ」
声...裏返った、、。
あおいの顔がどんどん赤くなってる
大丈夫かってほど
あおい)「じゃ..っ」
走って帰って行った
ハル)「6時....ロボット公園の時計台」
心がスキップしてる
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!