第2話

第一話 昔の夢
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2020/12/16 09:23
すべての始まりは、私と焦凍の個性が発現してからだった。







私の個性が発現したときに私は、兄 燈矢の部屋で絵本を読んでもらっていた。







その時、激しく扉が開く音がした。








エンデヴァー(轟炎司)
おいッ燈矢、何をしている!?
稽古はどうした!?炎華、邪魔だ、どきなさい。
轟燈矢
ビクッ



と、父さん!


私は怖くなり、咄嗟に兄の手を握る
エンデヴァー(轟炎司)
何をしている炎華、邪魔だ、どけ!

恐怖から逃れるために目を瞑ると、兄が優しく「大丈夫だよ」と言ってきた。
轟燈矢
待って父さん、今行くから、だから炎華を叩かないで!!
ドンッと音がして目を開けると、私をかばったのか投げ飛ばされた兄、燈矢が倒れていた。
轟燈矢
ゔぅ……
幼い炎華
とっ燈矢兄さん!!
私は、無我夢中で手を強く握りしめた。





その時…




私の右手が激しく燃えた
エンデヴァー(轟炎司)
!!炎華!個性か!?いつ発現した!?
幼い炎華
個性?知らない!それより燈矢兄は!?
轟燈矢
炎華、兄ちゃんは大丈夫だよ……ニコ
エンデヴァー(轟炎司)
いいから来なさい
私は、お父さんに無理矢理個性を試され、自分の個性の事が大体はわかった。


























「炎華、兄ちゃんは大丈夫だよ」



その言葉が、最愛の兄 燈矢の最後の言葉になった






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