第2話
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ダイニングルーム
ガチャ
壮馬様は暖かくお嬢様を迎え入れていた
お手伝いさんも来て料理を準備していた
お嬢様が座る席をさっと下げ、お嬢様が座るタイミングを見て椅子を引いた
壮馬様はお優しい方だ。
お嬢様のことを心配して早めに作業終わらせていましたからね
後ろで2人を見守る
執事はどんなことでもお嬢様達の後で食べなくてはならない
食べたいけど我慢我慢
名前を呼ばれて振り向くと壮馬様の執事、雄馬だった
壮馬様の方向を向くと
お嬢様も一緒に食べて欲しいのか……
まさか……こうなるとは思わなかった
4人でたべることになるなんて
羨ましい……
僕もお嬢様に「翔太」って言われたい
ドキッ
その笑顔で名前で呼ばれるなんて……
嬉しすぎる〜〜
雄馬は立ち上がり紅茶のお代わりを持ってきた
お嬢様のコップを持ちティーポットから紅茶を注いだ
今日は喉が少し乾いてきちゃった
紅茶で喉を潤す
この時間に朝ごはんをご一緒できてよかった
お皿を全て片付けキッチンに向かった
お皿を洗い始めた
雄馬に声をかけられたが手を止めず耳だけ傾いた
やっぱり気づかれてた
手が止まった
そしてお皿を洗い始めた
先にお皿を洗い終えた雄馬は手を拭いた
お皿を洗い終え、僕も手を拭いた
「婚約者」
それを聞いて僕は雄馬の近くに行った
確かにお嬢様ももうすぐで結婚出来る年齢になる
旦那様は結婚相手を考えてるんだ
小野賢章様
お嬢様の幼なじみで隣の家に住むお坊ちゃま
確か……あそこの執事は
下野紘さん
執事学校時代からの知り合いで共に学んだ1人
壮馬様の声が聞こえ僕達は向かった
ダイニングルームへと向かった