3時間目の話
3時間目は私が1番嫌いな英語
もう呪文にしか聞こえん、、、ㅠ
窓側の1番後ろ席っていう少女漫画みたいなラッキーな席
斜め前の席のニコは真面目に英語を受ける中、私は黒板かはグラウンドに目を映す
どっかが体育してんな
どこの学年だろ
嘘、ジェミン先輩いる感じ?
ってことはコンゴンズもいる?
授業そっちのけでグラウンドを見た
、、、あんな笑顔なジェミン先輩初めて見たかもしれない
かっこいいより、可愛い、、、かも
私の前ではあんな顔してくれないのになー
まあ所詮後輩だもんね、、、
んーにしてもかっこいいな!!
あっぶな
ヘチャン先輩が肩ヤクザとか言うから、、、
もう一度グラウンドを見る(おい)
ん?
ジェミン先輩こっち見てるけど
ちょっと手を振ってみる。まあ振り返してくれるわけないと思うが
え?夢??
手振ったよね?気づいてたよね??
(教室は2階だからぎりグラウンドから見える設定)
とりあえずトイレに避難成功
めっちゃクラスの人たちに見られたんだがㅠㅠ
心臓がドキドキしてる
気持ちを落ち着かせてから教室に戻った
席に座りもう一度グラウンドを見る(おい)
あ、コンゴンズで雑談してる
あそこだけ顔面偏差値どない??
おかしいわ
なにこれ幸せすぎんか??
ありがと英語(え?)
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。