第39話

お買い物
832
2019/01/19 09:55
あなた

トミーさん!

トミー
お、終わった?
あなた

はい!ばっちり終わりました

トミー
よし、じゃあ行くか
あなた

はい!

トミー
ドルガバ行くかCHANEL行くかGUCCI行くか迷ってんだけど、どこがいいと思う?
あなた

いやいや、そんなブランド私詳しくないのでトミーさんが今1番行きたい所に行った方が…

トミー
いや、そうなんだけどさイマイチ決められんくて
あなた

んー、

トミー
なんなら、全部回るか
あなた

え!?

トミー
まだ明るいし高校生が外にいていい時間まで、まだ時間あるだろ?
あなた

まあ、ありますけども

トミー
決められねぇし、とりあえず近いとこから行こう
あなた

ちょっとー

少し歩き始めたトミーさんの後ろ姿を見ながら私もついていった。
あなた

トミーさん

トミー
なに?
あなた

少し遅く歩いてもらえたりとかしませんか?

トミー
あ、わりぃわりぃ
あなた

すいません

トミー
そーゆー事は早く言えよ、まぁ、俺も気づかなかったのが悪いけど
あなた

富永さん、またサラッと常習犯的発言しましたね

トミー
してねぇよ
あなた

いいや。しました

トミー
はいはい、そんなこと言ってたら置いてくぞ
あなた

それは、だめです

トミー
なら、静かに歩け
あなた

私が静かにできると思います?笑

トミー
思わねぇ笑
あなた

ですよねー笑

トミー
ほら、そうこうしてる間にGUCCIが目の前に
あなた

おおおおおお、ここがGUCCI…

トミー
ぶっちゃけ男1人で入るの躊躇すんだよ
あなた

え?いつも1人で色々買って来てるじゃないですか

トミー
見てんな、笑
あなた

そりゃ、ファンですから笑

トミー
じゃあ、わかると思うけど俺の好きな香水の話
あなた

あー、はいはい、女もんのやつだった的なでしたっけ?

トミー
そうそう、でも今日は違うもん買いに来たんだけどな
あなた

ほうほう…

トミー
やっぱ、ちげーな
あなた

??

疑問を持ちながらもひたすらついて歩いた。
トミー
お、CHANELいいのあんじゃん
あなた

あ、見つけましたか!?

トミー
うん
GUCCIを出てCHANELへ行くとすぐに欲しいものを見つけたらしくニコニコとしていた。
トミー
先出てていいから
あなた

あ、はい、わかりました

店の前で待ちながら、高そうな店の外見に圧倒されていた。
あなた

私が、CHANELにいる…

ついつい、声が出てしまった。



そして、扉が開きトミーさんが出てきた。
あなた

何買ったんですか?

トミー
ネックレス
あなた

おお、予想外で少し驚きましたけど…今度の撮影の時着けてくださいね!

トミー
おうおう
あなた

でも、最近私思うんですけど日常動画少し短くなりましたね

トミー
え?
あなた

いや、なんか、それにトミーさんとカンタさんの会話もないしキイチさんばかりと言いますか…

トミー
あー、お前やっぱすげぇな
あなた

あ、ごめんなさい、素人が…

トミー
いや、そーゆー意見もらえると結構ありがたいし実際俺とカンタの会話する回数は減った気がする
あなた

ありがたいなんて、私は何も…

トミー
まぁ、お礼にこれ
あなた

え?いやいや私本当に何もしてないので

トミー
買い物付き合ってくれたし、良い意見くれたし、俺にはプラスにしかなってないしさお礼に
あなた

いや、私もプラスにしかなってませんよ!!

トミー
はいはい、わかったから、受け取れ
あなた

んー…

トミー
貰ってもらわねぇと俺だって困るし
あなた

でしたら、お言葉に甘えて!!

トミー
あなたの好みあんまわからんけど、まぁ使って
あなた

飾ります…こんな勿体無くて身につけられませんもん

トミー
着けなきゃ、あげた意味ないだろ
あなた

あ、なら毎日着けます!!

トミー
いや、極端だな笑
あなた

だって、嬉しいんですもん!

トミー
あー、もう、わかったから帰るぞ
あなた

え、あ、はい!

急に私に背を向けたトミーさんはスタスタと歩き出した。


しばらく歩いて、信号で止まると同時に私は口を開いた。
あなた

あ、あのぉ帰ると言いましても、私どこへ帰るんでしょうか

トミー
え、あー確かに
あなた

トミーさん、こーゆーとこ少し抜けてるんですね笑

トミー
いや、ごめんな
あなた

いいですよ、全然、むしろ嬉しいですし

トミー
あ?
あなた

トミーさんの意外な面が見れましたので、ちゃんとメモっておきます笑

トミー
きもちわりぃっ
あなた

あ、でた!!!!生で見れて嬉しいです!見れたと言うか、言われて嬉しいです!!!!

トミー
なんなんだか、笑
あなた

あは、最高です!!

トミー
いいから、いいから、あー…
あなた

あ、ちょっと落ち込みました?

トミー
こんなことで落ちこまねぇわ笑
あなた

ですよねー、まぁ、てことで私帰りますね!

トミー
あおう、
歩き出して見たものの、背中に視線を感じ


振り返り、手を振った。
あなた

では、このネックレス毎日着けさせてもらいますね!!

トミー
わかったから笑




私は再び家へと歩き出した。

トミー
…やっぱ、まて。
あなた

え?

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