なんでなんだろう、俺どこで間違えたんだろう
別れるなんて言わなきゃ良かったんだろ
でも、あなたちゃんのための事だし
違う、自分自身のために別れたんだろ?じゃなきゃおかしい
え?
あなたの事を思ってるのなら別れてなかったと思う。
ちゃんと、俺なりにあなたちゃんの事を思って言ったよ、…
実はさ、あなたに言われてたんだよ不安だって事を…。俺もカンタに伝えなきゃと思ったからあの時はあなたの名前を出さずに伝えた。
…え?
まさか、あなたも別れるとは思ってなかったと思うぞ
いや、でも
じゃなきゃ、最初から付き合いたいなんて気持ち出さないだろ
……
俺は黙ることしか出来なかった。
沢山葛藤して、いろんな覚悟の上で答えを出して、お前と付き合うってしたのに、その気持ちをお前は踏み潰したんだぞ
そんなつもりじゃ、
結局お前はあなたのためにって思ってても、自分自身のために行動しただけなんだよ
ぐさっと突き刺さる言葉に涙が溢れて来そうになった。
俺の憶測でじゃなくてあなたの本当の気持ち聞きたくないか?まさか、ここまで話しても何も思わないような人間じゃないだろ?
俺さ、明日、カフェ行くよ…
おおう、切り替えの早さすげぇな、
あはは、トミーごめん、ありがとう
あー、わかったわかったきもいから、はやく部屋戻れ
うん…
俺は、部屋へと急いで戻り明日の予定の調節をした。
自分でも思うが、俺は相当単純な男かもしれない。
その頃リビングでは
あ、の、富永さん
おお、どうした?
話聞きますよ俺で良かったら
っはは、大丈夫大丈夫、ありがとな
いや、大丈夫な顔してません
あー、俺の話聞きながら寝んなよ?笑
もちろんです
初めて見る光景だった。
富永さんが1人の女性の事を沢山語る姿が…。
話終わると切なげな顔をしてぎゅっとネックレスを握りしめて俺に微笑んできた。
なんか、しんみりすんな笑
はは、ですね
寂しげな口元が無理やり笑う
それがとても辛かった。
誰も責められない、誰も悪くない状況だから、もっともっと辛くなっていった。
いい子守唄になっただろ?寝るぞ
はい
1番気持ちを押し殺しているのは富永さんなんだろう…。
話を聞いて俺は、そう思った。
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