おはよう
お、おはようございます
今日も待ってていい?
あ、はい
今日もカフェ。
翌日
おはよう
おはようございます
待ってるね
はい!
そのまた翌日
こんにちは
あ、こんにちは
撮影あって遅くなってさ
いえ、全然遅くなんて無いですよ
少し、前のようになってくれたような…気がした。
待ってるね
ありがとうこざいます
そして、帰り道、毎日通ったおかげか笑顔が増えた気がした。
私、こっちなので、では
あ、待って!
え…?
手を掴み、引き止めた。
俺の気持ちは、変わらないから
これだけ、これだけはわかってて欲しかった。
え、えっと、私にそんな感情を今でも抱いていただけてるなんて…
あなたちゃんは?俺の事もう嫌い?
いえ、いえいえいえ!!
ふふ、わかったよ、引き止めてごめんね、じゃあ
あ、あの!
背を向け、家へ帰ろうとすると次は俺が呼び止められた。
私の事、信用して頂けるまで努力する時間をもらえますか
え?
その、ト、トミーさんに…
あー…そっか、わかった、けどトミーはしぶといからね!
は、はい!!
ありがとうね、そう言ってくれると嬉しいよ
え?
ううん、わからなくていいよ、おやすみ
はい、おやすみなさい
嫌いになったから、じゃなかったんだ…喜びが一気に最高潮まで達してしまった。
トミーー!
うるさい
ごめん、あなたちゃんの事なんだけどさ
おお、
信用してもらえるように努力する時間をくださいってさ
へーー時間な
なに、まだ、疑ってんの?
それで、お前はなんて言ったわけ
嬉しいって
はぁ、お前さ、
え、ダメだった?
そーゆー、作戦だったら、手のひらで転がされてるだけの状況だぞ
え、作戦なんて…
もっと、警戒しろよ…
だってさ…
はぁ、まぁ、お前は駆け引きに勝てるわけがないってのはわかってたけど
なにそれ
まぁ、いいけどさ…
うーーーん
カンタがいいようにしな
いや、それがさ、トミーにわかってもらいたいらしくて
は、俺?
そのための時間が欲しいって
俺かよ…
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編集部コメント
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