第42話

俺なりに。
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2019/01/23 06:08
キイチ
カンタさん行かないんすか?
カンタ
やっぱ、無理だわ…
キイチ
えー
カンタ
勇気でないし
キイチ
わかりましたよ、富永さんー
カンタ
え、ちょ。
トミー
あ?
キイチ
カンタさん行かないらしいっす
トミー
へー
キイチ
富永さんは行きますよね?
トミー
俺も行かねぇ
キイチ
っへ!?ど、どうしたんすか2人して
トミー
ほっとけ
キイチ
……はい…
富永さんもカンタさんも2人揃って様子がおかしかった。
キイチ
俺、出かけてきまぁーす
トミー
おう













少し話をするためと思い、カフェに来てしまったけれど、



あなたさんに話しかけて良いのだろうか。
キイチ
あぁ、今月はこれがオススメなのかぁ
大きな声で呟いてメニューに目を通してみたもののあなたさんは気づいていない。
キイチ
あ、あのぉ!
あなた

は、はい?!

キイチ
あ、すみません、
あなた

いえ、何になさいますか?

キイチ
え、あのぉ俺っす俺
あなた

え…あ、キイチさん…?

キイチ
はい、あのぉ少しお話しできませんか?
あなた

お昼まで待っていただけるのであれば時間は大丈夫なんですけど、大丈夫ですか?

キイチ
あ、俺の方は全然、待ってますね
ソワソワしながら話を切り出す話題探しをしていた。


富永さんって、いつも何頼むんすか?


いや、違う。

カンタさん、いつもどの席なんすか?


これも違う。


一体…どう話を切り出せば…。

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