テヒョン💭
俺の好きな人は俺の婚約者のあなたちゃんだ。
それにはもちろん好きになった訳もある。
俺は決まった日、時間に図書館に行き
必ず勉強をしていた。
そこにいつもいたのがあなたちゃんだった。
もちろん、最初はいつもいる子だな
とかしか思っていなかった。
でもある日、いつもならいるはずの子がいなかった。
その時くらいから妙に意識するように
なってしまった。
それからどうやら高校が近いみたいで
よく電車でも見かけるよいになった。
友達と笑い合う君の姿。話す姿。
図書館で勉強している姿。
俺は惚れた。
会う度、いや見る度に俺は心底惚れていった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!