薮side
記者会見を終えた俺らは一言も発することなく楽屋へ戻った
中「これから俺、どうやって笑顔作っていいかわかんねぇ、」
知「僕も、あなたがいない楽屋なんてやだ。」
薮「だけどいつまでもこんなんじゃ、ファンのみんなに心配かけるよ?」
高「わかってるよ、でも。」
薮「言いたいことはおれだってわかる。でも、あなたも必死に生きようって思ってるんだ。だから俺らも必死に頑張るべきだと思わない?」
有「薮の言う通りだと思う。」
岡「俺も。」
薮「ほら、明日から切り替えて仕事がんばるぞ!」
これで良かったのだろうか
なんていう感情が押し寄せてくる
あなた目を覚まして
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。