ある日〇✕中学校に転校生・蓮が来た。蓮の席は赤坂乙(おとめ)の隣が空いていたので乙の隣になった。それと同時に中村乙葉は今まで付き合っていたカレ・カイトと別れた。
(乙葉)
「私、今日転校してきた男子のことが好きになっちゃったの。だから別れましょ」
(カイト)
「えっ、なんでだよ!オレじゃダメなのかよっ!何かつまらないのかよっ!」
(乙葉)
「カイトがなんと言おうと私は決めたから。さよなら。」
(カイト)
「……くそ〜〜〜〜〜〜!」
それから乙葉はカイトの連絡先を消し、蓮と連絡先を交換した。しかし、乙葉は自分が蓮の隣じゃないことにものすごくいらついた。それからずっと乙葉は乙にいじわるをしていた。
(乙)
「ねえ、乙葉ちゃん!やめてよ!」
(心夏&沙耶)
「そうだよ。やめてあげて!じゃなきゃ先生ゆうよ!」
(百合)
「ふんっ!あなた達はそんなことしか出来ないの?小学校低学年ね。」
そういい百合と叶はクスクス笑っていた。それを見た心夏と沙耶はムカついたが乙に
(乙)
「何も言わなくていいから。」
と、言われたので何も言い返さなかった。
次の日沙耶と心夏は不機嫌だった。
(乙)
「どうしたの?」
(沙耶)
「それが…」
沙耶達が登校していると
(百合)
「あ、低学年だわ。」
(叶)
「本当ね。」
(乙葉)
「低学年といっしょなんて不愉快ね。」
と、いわれついカッとなって言い返してしまった。
(沙耶)
「そんなこというあんた達の方が低学年よ!!」
(乙葉)
「なんですって!」
と、バチバチと火花を散らしていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。