そう。あなたヌナはもう3年も前に亡くなってるんだ__
それも俺の前で__
あれは丁度雪が多く降っていたクリスマスイブの日__
ジミン「ヌナ~!」
あなた「あッ!ジミン!」
そう言って僕を見つけ次第あなたヌナはいつものような無邪気な笑顔で僕に近ずいて来たその時__
僕は神様がどんなに複雑な存在なのかということを知った__
キキー
ドーン
ジミン「……え?ヌナ……?」
ジミン「起きてよ…起きてよッ!!」
それから僕は君の存在に蓋をしめて過ごした__
でもそれは今まで僕が経験してきた辛いことよりも
それを遥かに超えるほどの辛さだった__
ねぇヌナ……僕はこれから一人では生きていけないんだ__
そんな言葉を毎日数十回、いや、何百回かは言った__
でも僕は信じてた__
また前みたいに無邪気な笑顔で僕に抱きついてきてくれる君の存在を__
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。